乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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月影の鎖 -狂爛モラトリアム- (2013/12/19) Sony PSP 商品詳細を見る |
終りました
短いけど理也ルートの満足度がぶっちぎってたまらん
とにかくメインはお兄ちゃんルートですね
長さも密度も
他4人はアナザー・アフター共に短いです
選択肢も無いから、スキップしてたら一瞬で終わるレベエルです
私としては最萌えの理也ルートの流れに大変満足したのでこの短さでも気にしませんが、それでもやっぱりアレ???て感じると思います
FDとは言え流石に短い
お兄ちゃん目当ての人は満足できるかな?
お兄ちゃんはなんて言うか本当に、締め付けられるような話でした。特に依存√
エピローグでのモノローグがもうお腹痛くなるレベル
本編で肝心な時に本土に行ってしまう理由も分かったので、そう言う意味でも良かったです
本当に短く、特に急がなくとも1日程度でクリアできると思います
なので値段と比較するとちょっと…?と思うかもしれない
ただ月影は本編で公式が描きたいであろう事のほぼ9割以上をしっかり表現していた作品だと思うので、売上とか関係なくFD無理じゃない?と考えていたのでただ出してくれただけで有り難いってのが正直なところです
心配していた蛇足感も気になる程ではなかったし
そして何より理也関連の諸々が本当に美味で……
満足しました
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大当たりでしたヤッター\(^o^)/
面白かった…そして萌えた…
(攻略時のメモはこちら)
・システム
基本いつものDF作品と言った感じ
不便さは特に感じませんでした
1章でのみ時間制限選択肢が有って、その部分はバックログ不可なのでQロードセーブ使った方が良いです
事前にその説明も出てくるのでいきなりカウントダウン始まって焦る!と言う事にはなりません
メニュー画面に髑髏のマークが有るけど、それが100%になったらバッドです
一気に80くらいまで上がる事も有って地味にビビりました
あとはマップ部分ですが、各3パターンから道を選びます
その内ひとつにミニキャラのスチルが入っています
黄色の世界→緑の世界の移動時は既に個別ルート入りしているのでマップ表示部分でセーブして全部拾っていくのをお勧めします
・ボリュームと攻略難度
全4章と聞くと短っ!て思うかもしれないけど、1章毎が長く、ついでに序章もそこそこの長さなので他の作品と比べて短いとは感じませんでした
1周目は8時間前後、2周目以降は4,5時間ほどでクリアしました
時間のかかる面倒くさい要素は特に無いし愛キャッチ通りに進めば問題ありません
途中好感度にも話の展開にも影響の無い選択肢が出てきたり、攻略対象視点の有無に関わる選択肢が時々出てくるけど全体の難易度は大した事無いと思います
素直にやっていればスチルも拾えます
・ビジュアル
立ち絵もスチルもとても綺麗です
差分変化はあまり多くはないけど、スチル枚数は17,8枚なので少ないとは感じませんでした
そして何よりミニキャラが可愛い!
マップやサブイベントでミニキャラが出てくるんだけどどれもこれも本当に可愛くて和みます
グッズいっぱい作って良いのよ……?
あと何気に嬉しいのが背景がとても綺麗な事
お陰でスクショ乱舞して、9割背景なのに過去最高枚数突破しましたありがとうございます
背景を使った演出も地味に凝ってて、例えば部屋の奥にキャラがいるならそこに立ち絵が追加されるし、玉座に女王が座っているシーンならちゃんとそこにいる
テキストと背景が矛盾しているという事故が起きにくい設計でした
・ゲルダの怪力とメシマズ設定
主人公が怪力って…。てプレイ前思ってたけど、死に設定になるどころかちゃんと役立っててちょっと感動した
終盤のピンチ脱出シーンで怪力が役立ちます。特にカイルート
太い柱を壊したり持ち上げたりしてる。何それ絵的に凄い
メシマズは食傷になる程しつこく出てくる訳じゃないし、ちょっとしたギャグ要素的な薄さでした
そう気にするほどでもないかと
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コンプしました
【冬】の満足度半端ない
公式にも有る通り春夏秋冬でパート分けされています
春は所謂アフター√、夏はどこを見てもバカしかいないおふざけ√、秋はいろんなシチュボイスを詰め合わせたもの、冬はアテルイ・智則の√
どこからやっても特に問題は有りません
秋は最初特定のものしか見れませんが、それらを全て見れば残りが一気に解放されます
CGコメントが有るのは驚きだった。どこかで宣伝してたかな?
まずは【春】から
アフター√らしくゲロ甘だった。何あれ怖い
ただ甘いだけじゃなくて、各ルート残っていた問題の処理をきちんとしているのが見れたので良かったです
そしてその問題が完全に解決するところまでは描かないのも、逆に良い
この先の未来が明るいと分かっている以上、そこを詳細に描く必要は無いと個人的には思うし
攻略対象のみと接するのではなくて、周りにいる外の攻略キャラやサブキャラとのやり取りも有るから飽きる事もなかったです
何気にノーマルエンドが有るので、そっちもきちんと拾ってバッエンも見てあげてください
【夏】はもうひたすらただただバカ
完全なギャグルートです。細かい事気にしたら負けです
本編で出てきた立ち絵のあるキャラは全て登場してます
基本馬鹿騒ぎですが、甘さもそれなりにあるし、一部では切ない部分も拾っていました
詞紀ロリ化はどうなるかなぁ?と思ってもいましたが、各キャラの子供への対応も見れたし、詞紀本人の過去を改めて認識して切なくもなりました
【秋】はシチュボイス詰め合わせです
一気に拾おうと思うとちょっとしんどいかもしれない
同じシチュで夫婦・主従と関係性に差がある…んですが、一部はその差が曖昧でちょっと残念でした
夫婦の方はともかく、主従の方がちょっと
具体的に本編のどの時点のものなのか分からないのも有って、たまに混乱もしました
で、問題の【冬】です
事前告知通りアテルイ・智則救済√です
それぞれ幻灯火・秋房√から派生した形になります
プレイ前この点が心配でもありました
幻灯火と秋房が踏み台として可哀そうな扱いされてたらどうしようと
でも実際プレイしてみたらそこはあまり気にする事ではありませんでした
勿論どちらか片方を優先する選択肢は出てきますが、選ばなかった方が可哀そうに思えるレベルではありませんでした
本編の方で空疎が婚約を解消したり、秋房が告白失敗して詞紀を応援する姿勢になったり、そう言うある種の失恋イベントが有りましたが、あんな感じです
その上でふたりとも相手を思う詞紀を応援してくれます
当て馬枠のキャラとして輝いているので、ある意味美味しいかもしれない
本筋の方ですが、とにかくシリアスです
他のパートと同じ姿勢で挑んだらいけません
本編と同じくらいのイメージでプレイした方が良い
アテルイ√は200年前に彼自身、そして仲間の身に何が起きたのか、智則√は幼少期の詞紀に何が起き、それを智則がどう見て言たかが詳細に描写されます
えぐい描写も出てくるので、苦手な人は気を付けた方が良いかも
回想シーン以外にも戦闘シーン等出てくるので、本当に本編のあの流れと変わらないです
智則はとにかく、彼が昔からどれだけ詞紀を想い、その上で自分の役割を自覚してただひたすらその為に動いてきたかが本編以上に分かります
切ないどころじゃない
彼の葛藤がよく分かるし、秋房と智則、どちらも間違った訳ではないと再確認できます
このルートは幼馴染三人の和やかな描写も有るので、そこは見ていてとても楽しかったです
私的に一番気になっていたのがアテルイです
本編を見て、彼を精神的に救済する事は出来ても恋愛的には出来るのか。そもそも必要なのか?とずっと思っていました
だから変な違和感が有ったらどうしようと不安だったけど、完全に杞憂でした
精神的救済と恋愛的なものがきちんと両立できていました。そしてその流れがとても自然だった
途中までは「これはストックホルム症候群的なのでは…?」って思ってもいましたが、そうではないとちゃんと分かる丁寧な描写だった
幻灯火とアテルイは表裏でありつつ、そして本当にとても似ているんだなと
詞紀との接し方や、接した事での変化の流れが見ていてとても楽しかった
正直【冬】の、特にアテルイ√の濃度が高すぎて、そして何より萌え的にツボ過ぎて、他が霞むレベルでした
このFDは【冬】の二人の為のものだったって言っても過言じゃないんじゃないかなぁ…
オマケ程度と思っていたのにシナリオのボリュームも有るし、蛇足にならない纏め方でした
この二人が気になるのであれば、買って損は無いと思います
お菓子な島のピーターパン(豪華版) (2011/10/06) Sony PSP 商品詳細を見る |
菓子パンフルコンしました
攻略も終盤になって「お菓子な国のピーターパン」ではないと知り愕然としましたが面白かったです
キャラ的にはティンクにどっぷりです
生後100日である事をサクッと知らされて驚いたけど、その言葉通りの中身でした
あの世界において必要な知識だけは有るけど、あくまでそれだけで、善悪の区別がつかないどころか自分の感情すらまともに育っていない100日児
大層可愛かったです
勝手な言動も有る事には有るけど、この設定を知っていればそう苛立つ事もなかったです
親の様な存在もなく、好きに過ごしていたらそりゃこうなるわ…
ウェンディによって感情面が発達していく様は見ていて面白い
何も知らないからこその残酷さや身勝手さが序盤は目立つけど、同時に無垢でもあるから、素直に色々な事を吸収して受け入れていくのは良い
たまにその知識が変な方向に行く事も有るけど、それも含めて楽しい
そんな子供みたいなティンクに遠慮のない素直な疑問をぶつけられて、自分でも気付いていなかった部分に触れられて答えに詰まるウェンディの図と言うのも良い感じ
彼の精神の発達具合が分かるのも楽しいし、どんな思考回路の末にその言動に出たのかを考えるのも楽しい
突飛な行動にも思えるけど彼の中では辻褄がきちんと合っているのが良いですね
そう言うシナリオ的なブレも無かったから妙な違和感も生まれませんでした
ついでに彼の妹であるティンカーにも好印象が生まれました
ティンクルートで妖精、特にティンク・ティンカーがどういう存在か知ってから、真相ルートから派生するティンカールートに行くと女の子同士のキャイキャイが非常に可愛く思えます
他ルートではなんて事するんだこの小娘!的な事も有りましたが、これらの設定を思えばティンク同様そう苛立つことも無いかと思います
義弟であるマイケルも良いキャラでした
姉への好意を隠し続け、でもウェンディが揺らいだと察知したら踏み込む
ずるい奴です
大人組のシザーとフックも双方の関係性、そこにウェンディが加わった時の変化が面白かったです
この二人は包容力が有るので、ウェンディの成長も落ち着いて見られて良かった
ただどうしても駄目だったのがジョン
元々自分勝手な上に人任せで上から目線な言動ばかりで苛々していたんですけど、コンプした今でも挽回は無くその印象のままです
彼は他ルート終盤で必ず「姉さんは僕と一緒に帰るんだ!」と喚いてウェンディを強引に連れていこうとします
この理由は自分がウェンディと一緒にいたいから・ネバーランドにいたらウェンディは幸せになれないと自分が思うから、等で、要は自分の事しか考えていません
本人は姉さんの事を思って、と言ってますが、結局のところ自分の為にしか見えない
そうは言っても本人ルートではなにかしら挽回イベが有るだろ~て思ってたけど駄目ですね。無かったです
物語の真相に関与する訳でもないので、一体どう彼に好印象を抱けばいいのか分からぬまま終わりました
ジョンと同じ様にイライラしていたのが真相とガッツリ関わりのあるピーター
彼はウェンディ達をネバーランドに連れてきた張本人ですが、最初からウェンディの意思を無視した言動を繰り返します
その上ネバーランドの知識が無いウェンディたちに必要な説明すらまともにしません
その段階で大分イラッとしていたんですが、他ルート突入してもその姿勢が変わらず本気でイライラしました
フックとティンクルートは特に
彼は真相と関わりがある(と事前に知っていた)し、メインヒーローでもあるから出番が多いのはあまり違和感もないんだけど、毎度毎度こうも突っかかられると流石につらい
恋愛的に良い感じになってるシーンを邪魔する様に入ってくることが多いから、折角上がっていたテンションが折られた
これは私が元々無邪気さを振りかざす身勝手な子供キャラが男女問わず苦手だからって言うのも大きかったとは思います
最初から彼を可愛いと思えた人はこんなにイライラはしなかったかもしれない
彼本人のルートを見て多少なりとも彼の設定を把握できたらイライラも大分消えました
彼の設定上、ああいう身勝手で独りよがりな言動をした理由はある程度理解が出来たので、そう言う意味では良かったです
ただ理解出来る≠萌えられるではなかったですね
あとこのルートは「これは本当に恋愛なのか?」と思ってしまいました
真相ルートまで見てもこの感想は変わらない
真相ルートでは更にピーターとこの世界に関する事を知れます
そこで本人ルートで得られた理解に同情がプラスされました
共通や他ルートでの身勝手な言動を全て許せるほどでは流石になかったけれど、それでも彼に対しての諦めと言うか、まぁならしょうがないかな…と言う感情が生まれた
結局ピーターは物凄い寂しがり屋の不憫な人だったんだなと
ただやっぱりウェンディへの感情が恋愛だったとはイマイチ思えない
自分と本質的に似ているウェンディに自分の寂しさを埋めてもらいたいだけで、恋愛感情としては微妙な印象
そう言う意味で若干もやっともしましたが、知りたかった事・引っかかっていた事は全て真相ルートで明かされたので良かったです
結局この作品はピーターを好きになれるかが肝になってくる気がします
私みたいに共通や他ルートでのイライラが大きいと真相に辿り着くまでがキツイかも
ティンクやマイケルみたいにいい意味で刺さったキャラもいたし、話そのものも面白かったけど、もし誰かに勧める時はそこに注意をしないといけないですね
プロフィール
HN:
木下あんこ
性別:
女性
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