乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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本当に終わってしまった………寂しい……。
打ち切りとはいえしっかり纏まった終わりを迎えているのがやっぱり好き。
人形遣い編をきちんと完結しながら、過去に犠牲になった招き手の事にも触れているし。
そして何より伊織たちが立てた不殺の指針が最後の最後までブレなかったのが本当に好き。物語の展開の仕方としてとても安心感がある。
描き下しは予告通り黒瀬と夜生が中心の物語。
初対面で夜生に対してめちゃくちゃ塩対応な黒瀬が物凄く新鮮。
そして当時は黒瀬もメンタル的に若く、余裕の無い部分も大きかったんだな……しみじみしてしまう。
黒瀬のライターのデザインが凝っているからきっと何か設定が有るんだろうなぁと思っていましたが、やっぱりでしたね。
亡くなった恋人の遺品かぁ……そこを踏まえて考えると、黒瀬の女性に対する軽い態度への印象もちょっと変わってくる。
近藤ちゃんと恋人の外見がちょっと似てるのも何かしらの布石だったりしたのかなぁ…。
オマケページでは宿し手たちの設定が開示されています。
描き下しで出てきたキャラが「虫の知らせ」と繋がったし、やっぱり追々本編で拾っていく予定のエピソードだったんだろうなぁ。
「雨男」の設定も凄く気になる。人魚とか美味しい要素でしかない。
他には読み切り版と、2ページの描き下し(ラフ)も収録されています。
描き下しの方は片儺木姉弟の短いながらも良いやり取りでした……何を考えているのか分かりにくい姉の本心が少し垣間見えた気がして好き。
どこかに移籍して話が続かないかな…と期待していましたが、残念ながらそう言った告知は特にありませんでした。
けれどオマケページで色々な設定が開示され、きちんと話を作っていた事が分かったのが嬉しい。
黒瀬のライターなど、連載時に自分が気になっていた要素がきちんと意味のある描写だと分かってほっとしました。この作品を応援していて良かった。
巻末では原作の後藤先生、作画の松浦先生それぞれのコメントも載っています。
正直読んでてちょっと泣いてしまった。
本当に、もっとこの作品を読んでいたかったです。
お二人のコメントを見る限り続編などはちょっと厳しいのかな…と言った感じで正直とても寂しいですが、いつかお二人の新作に出会える日を楽しみにしています。
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プロフィール
HN:
木下あんこ
性別:
女性
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