士業エドテンセイ.com 隠れ蓑 蒼穹のファフナー THE BEYOND10話~12話 感想 忍者ブログ
乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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冒頭から緊張で動悸がしていた。





以下ネタバレ


拍手[2回]







ファフナー、本当に完結した。驚いた。



10話 「嵐、来たりて」

マレス達に情報駄々洩れの原因も分かり、最終作戦に挑むことになった段階で総士が美羽と組みたいと進言していてちょっと感動した。
それまでならもっと強引に「こうさせろ!」と要求していたのに、美羽と組みたいですとちゃんと提案しているのが成長を感じて好き。
ただ美羽と組んでどう戦うか、と言う内容に関しては美羽の意見が全く反映されていないし、そもそもなんでそんな提案をしたかと言うと「真矢の負担を減らしたい」と言うものだったのがやっぱり幼いと言うか、経験不足っぷりが表れてて可愛らしい。
真矢の存在を出しにしてる上にその事を隠さない総士の態度に、同席していた真矢・剣司が苦笑を浮かべているのが双方の経験値の差を如実に表していましたね。

壮行会は物凄く和やかな空気で進んでいて、なんだか物凄く懐かしかった。エグゾダスの遠征前もこんな感じだったなぁ…。
周りのみんなが総士を信じていると、総士本人にきちんと伝える安心感。
ルビィ共々お誕生日のお祝いをしてもらっているのも好き。コミュニティの一員としてしっかりとした立場が生まれている。
その後の雪合戦シーンで咲良が子供の頃を想起した場面で早くも泣いてしまった。エグゾのOPの様に、幼い一騎世代が全員で遊んでいる姿は涙腺に来るのでダメです。

情報漏れの原因の関係上、彗には計画を伏せたままと言うのが割とハラハラした。
ボートがフェンリル使ってドカンした瞬間の彗を思うと……でもその後も結構冷静に戦っていたのは流石の貫禄。
奇襲作戦にしっかり騙されてくれたマリスたちの焦りや戸惑い、そして仲間意識が思いっきり表に出ているのがなんとも感慨深い。
レガート達は記憶を元にただ模倣してるだけだったのに、もう完全にオリジナルの存在になってるんだよなぁ。
マリスペロの支配に抵抗しつつ、必死に戦う姿。フェストゥムの進化もついにここまで来たというのが凄い。

マークレゾンの登場シーンはなかなかの絶望感だった。色味は相変わらず黄ばんだファミコンだったけど……。
ボレアリウスが爆散してしまったのは流石にショックだったし、その後の操が辛すぎる。
また容子先生は我が子を失うのか……やめてくれよ……。
と、涙腺が緩みかけた所で風の吹く演出がきてもうダメだった。一気に泣いてしまった。
船の中、機体の中で風が吹くって、ファフナー的にはもうそう言う事じゃん!と察せてしまう。
大量のノルンと共に現れるマークツヴォルフ。当然パイロットは芹。なんか頭真っ白だけどおかえり!!!





11話 「英雄、二人」

ここでようやく、そもそもマリスは何がしたくて1話での行動に出たの?って事が分かります。
エスペラントだったマリスは美羽が竜宮島で眠るアルタイルと同化して消える未来を見てしまう。それを避けたかったから、1話で総士を含む子供たちを攫ってこんな事になった。
つまりマリスにとっての優先度は美羽>総士だった訳で、これが個人的には結構意外だった。
1話からずっと総士に執着しているように見えたから、てっきり総士を島の犠牲にさせないが為の行動だったのかなと。
ただ冷静に思い返してみると、確かにマリスは初期から結構美羽美羽言ってたんですよね……本当に今更なんだけど。そして戦闘で美羽と遭遇しても、彼女にはしっかり手加減もしていた。
今回も美羽をただ眠らせただけで手荒な事はしていない。
マリスがとにかく美羽を助けたかっただけと言うのは確かな事実なんだと思う。
ただ本当に、そのことしか考えてなかったんだろうな…と言う印象が強い。総士たちを攫ってどうなるかとか、島と戦ったら何が起きるかとか、そういう具体的な事はあんまり考えてなかったんじゃないかな?
もし考えていたら、美羽の祖母である千鶴さんを犠牲にする道は選ばなかっただろうし。
その辺がちょっと考え無しだったのは否めない。

そしてマリスの真意を知った総士が「先に言えバカ!」とブチ切れていて、ちょっと笑った。
いや本当にその通りなんだよな…。
マリスが美羽が消える未来を見て、その事を避けたいと思ったならそれを誰かにちゃんと伝えろと。
否定や反対意見が出ると思うけど、でも自分は美羽が犠牲になるのはおかしいと思うと伝えられていればこんな事にはならなかったんだろうな…。
そこがルビィに指摘されていたマリスの残念なポイントに繋がる感じですね。人を信頼せず、コミュニティに馴染まず、明日に怯えて逃げた可哀想な人……ルビィ様つよい。

消えようとする美羽、それを止めない一騎、ブチ切れる総士の三つ巴。
一騎対総士はやっぱり見ごたえのあるバトルだった。
総士が師匠である零央の戦術をしっかり取り入れているのが好き。
その戦法にびっくりしながらも速攻で対応していた一騎も流石だった。そう言えばファフナーとか関係なく純粋な身体能力がとんでもなく高かったんだよな……。
誰よりも強く、万能で、島にとっての永遠の戦士だった一騎の心を総士が強引にへし折る事で一騎が以前の総士の喪失をようやく受け入れた事にほっとしてしまった。
他のメンバーは今の総士とかつての総士をしっかり切り離してみることが出来てたけど、一騎だけは違ったからな……ここまで長かったなぁ…。
総士に負けた上、同化もされず仕舞いで、なんだか一騎も気が抜けた感じになっていましたね。
負けた事で永遠の戦士としての任からも降りたというか、肩の荷が下りた感じなのかな…。
アレスの見せ場があまり無かったという点に関しては残念だけど、一騎が有る意味で自由になれた場面だったので好き。

美羽が「乱暴なのは嫌!」と言いながらレゾンを串刺しにしていたのにはなんか笑ってしまった。その戦法は乱暴ではないんか?
ザインの肩をニヒトが掴んでのルガーランス砲も懐かしい。どちらもパイロットが代変わりしているのが良い。
でもその攻撃をレゾンではなく宇宙にぶっぱしたのには驚いた。飛距離どのくらいなんだ……。
そしてしっかり宇宙のゴルディアス結晶にぶつけている。コントロールも凄い。

ここで、最終的に美羽がマリスペロに寄り添った事にほっとした。
元々の彼は竜宮島における乙姫・織姫のような存在で、当時の新国連に住人を奪われ自分も利用された結果こんなことになってしまった訳で。
その経緯を思うとやっぱり同情してしまうから、敵として倒してハイ御終い。じゃない事に安堵した。ファフナーはそうでないと。
しかし宇宙に大集合するフェストゥムの映像は圧巻だった。
ただバイク型までしっかり宇宙にいたのにはなんか笑った。飛べたんだな、バイク。
あと甲洋が「アルタイルを分け与える……?」と言っていて、「え、なんて?」とつい思ってしまった。申し訳ない。





12話 「蒼穹の彼方」

まさか丸々1話をほぼ後日談にするとは思っていなかった。ありがとう。

竜宮島に戻ってきた史彦たちを見た双子が「戻ったのはあなたたちだけ?」と少ししょんぼりしながら聞いていたのが可愛かった。みんな戻ってくるよ!
やっぱり双子も寂しかったんだろうなぁ……。最初から芹と一緒だったお陰か、二人とも結構素直な感じですね。
後々のルビィとのやり取りも可愛かった。

自分たちの家に戻る竜宮島のみんながそれぞれに「ただいま」と言い、流れるBGMはSeparationってそりゃあ泣くよ。
壊れてしまった自宅から家族写真を見つける保さん、汚れてしまった広登のポスターを拭う量平の姿に私の涙腺はボロボロ。
史彦が例の人形を拾っていたのも胸に来た。

澄美さんを芹が弔っていたのもなかなかに……。実際、あのCDCに澄美さんずっといるのか……?と言うのはちょっと気になっていたので、きちんと埋葬してくれていてほっとした。
芹の墓守としての役目はHaEから続いていますね。

彗がセレノアに俺の嫁返せパンチをしたのに、里奈がなかなか目覚めなかったのは流石にしんどい。おばあちゃんも高齢だし……と色々考えてしまったけれど、無事戻ってきてくれて本当に良かった。
そりゃあ彗ちゃんも泣くし私も泣いた。
素っ裸なのに然程気にしてなかったし、昏睡前の時点で彗とはしっかりそういう関係だったんだなと改めて分かったのも良かった。長い間彗ちゃんもよく頑張ったね。早く結婚しろ。

零央・美三香も目覚めて本当に良かった。
先に零央が目覚めて、美三香がいるはずの隣には空っぽのポッドが…と言う、一瞬ヒヤッとさせる演出もそれはそれで好き。心臓に悪いけど。
こっちも零央が全裸のままですがお互いまったく気にしてない。そりゃ双方の親御さんも「子供はまだ?」とか言うわ。お帰り。早く結婚しろ。

千鶴さんにも竜宮島を見せたかったと呟く史彦への溝口さんの返答も良かった。
島はボロボロ状態で復興も大変だろうけど、史彦の気持ちが折れる事は無さそうでほっとした。
ただ一騎が島を出てる間、史彦のご飯をどうするのかはちょっと心配。

操がまた生まれた事で、容子先生にも救いが有るのは嬉しい。
新しく生まれた操のお母さんになって、今度こそ子供と人生を全うしてほしい。

ショコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つらい。
墓地で甲洋と一緒にいるのを見て、構図がRoL終盤のぷくと蔵前と同じだからまさか…と一瞬心配したらしっぽがちゃんと動いてて安心したのに。
これですよ。
雨が降ったところで察してしまったけれど。あまりにも辛い。
10話の壮行会のシーンで剣司が「お前もおじいちゃんになったなぁ」とか言ってたから、何となく心の準備もしてたけど、それにしても辛い。
またファフナーの犬で泣かされた。

マリスが竜宮島に来なかったのは正直残念。
勿論すぐに受け入れられる訳も無いけれど、それでも自分のやった事を背負いながら竜宮島と言うコミュニティに今度こそ馴染んでいってほしかった。そのくらいの気概を見せてくれ、マリス。
ただ総士の言葉のお陰でその内合流する可能性が残ったのは良かったし、セレノアたちと共に新たなコミュニティを築く道を選んだのは良かった。

個人的にはミツヒロも島に戻ってきてほしかったので、それが叶わなかったのは切ない。
エグゾ終盤で失意のままに宇宙にポーンと投げられてしまったので、ミツヒロにも何か救いを…とずっと思っていた。
今回真矢がミツヒロの存在に気付いて反応していたからちょっと期待していたんだけど、何も無かった……。
最終的にミツヒロとケイオスの意識が融合した状態になっている以上、それも仕方が無いとは思う。ケイオスにとっては竜宮島も真矢も何の繋がりも無い相手だし。
ミツヒロだけでも帰ってきて!となったら、今度はケイオスの意識・存在が消える事になってしまうので……どうしようもない。
とは言えそれでもやっぱりミツヒロには真矢と再会してほしかった…。

一騎と真矢のシーンは何と言うか、この朴念仁が……と歯ぎしりしてしまった。
真矢は性格上、一騎に対して島に残ってとは言えない。かと言って自分が一騎に着いて行くのは色んな意味で無理。
まぁあの一騎が「一緒に来るか?」と誘っただけ大進歩な気もするけれど、もうちょっと、こう……どうにかならんか…。
二人が向き合う場面で2匹の蛍が一度交差してから離れていくのが何かの暗示の様で切なかった。
もう一騎は週1ペースで島に帰ってくれ。

最後のシーン、総士は口パクで何を言ったんだろうなぁ……。意味深に無音でしたね。
お前が戻ってくる場所に僕がいる、とかかな…。結構長い台詞だったし、色々可能性は有りそう。どこかで答え合わせが出来れば良いんだけど。




まさかファフナーが本当に終わるとは思っていなかった。
PVで最終章と書かれているのを見てもあまり信じられていませんでしたが、マジで終わった。
9話終了の段階であと3話で終わるのは無理でしょとか思ってたんだけどな………物凄く綺麗に話がまとまりました。それこそ12話ほぼ全てを後日談に出来るほど、余裕のある終わらせ方だった。

とは言え17年も追ってきた作品なので、完結した事をまだ受け止め切れていません。
見終わった後は爽やかな気持ちで、すっきりと終わったと思えたんだけど、蒼穹のファフナーと言うシリーズが終わったと言う現実にピンとこない。寂しいから終わった事を認めたくないのかもしれない。これがファフナーロスってやつか……。
気持ちの整理もままならない状態で書いたので大分ごちゃごちゃした感想になりました。抜けも色々あると思います。
取り合えずもう一度劇場に行き、この寂しさを紛らわそうと思います。
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プロフィール
HN:
木下あんこ
性別:
女性
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