士業エドテンセイ.com 隠れ蓑 蒼穹のファフナー THE BEYOND7話~9話 感想 忍者ブログ
乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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終盤激しい動悸に襲われていた



以下ネタバレしかない




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7話 「帰らぬ人となりて」

サブタイの時点でつっら……って感じでしたが思っていたよりも戦闘パートが長かったですね。

そして開始数十秒でこちらを震え上がらせるバイク。扉の前で出待ちは勘弁して頂きたい。
前回無事だったCDC組の4人が大ピンチですが、総士がマリスと接敵。まずはバイクの親玉を同化してくれたお陰で事なきを得て良かった。
マリスとの戦いの中でアショーカがちょっと復活。島内部に侵入していたバイクも消えましたが、そうはいっても相変わらずのピンチ。
そんな中史彦が冷静に指示を出しているのがまた辛い……千鶴さんが目の前で消えた直後なのに……。

陣内達も戦闘機で出撃しましたが、その中の一人がコックピットに家族写真を貼っているのを見た瞬間、「あっ……」となってしまった………パイロット本人の顔はヘルメットしてるのもあってよく分からなかったけれど、写真にいた黒髪の女性と、同じく黒髪の少女の姿は知っているからもう辛い……そして戦闘機は案の定爆散してしまう。
乗っていたのはシャオさんの夫、そしてフェイの父親でした。フェイはこれで両親を一気に失ったことになる訳で……。前回、帰還した母親の姿に泣きながら喜んでいたフェイの様子がここへきて更に刺さる。
アショーカのお陰で一般の戦闘機も強化されていたけど、そうは言っても被害が大きすぎる。辛い。

一方で総士の心だけでも連れて帰ろうとするマリス。躊躇いつつも応じたセレノアによって総士は偽の島の幻を見ますが、ここでようやく里奈のいる西尾商店にたどり着く。里奈がマリスたちに情報の流出元として利用されている事についに気付くぞ!と思ったけど総士はノーリアクション。
あれ?と思ったけど、そういえばよく考えてみたら今の総士は里奈の事知らないんだった……そりゃ気付く訳もなかった。
ただ代わりに総士は二人の子供の姿を見つける。この子たちは総士がマリスたちと一緒に島を出た時に共にいた子たちですが、今の総士は彼らの事も忘れてるんですね。マリスお前さぁ……。

真矢が敵の戦闘機に格納されていたミサイルを出てきた瞬間に撃ちぬいたの、凄すぎて変な笑いが出そうになった。
SDPで得た目をセレノアに奪われたとは思えぬ狙撃手っぷりだった。相変わらず凄い。

彗によるクロッシングのブロック、零央によるフォローで総士は無事でしたが、この時の零央のマリスへの態度が良かった。
集中すると周りが見えなくなる癖がまだ残ってたんだなとマリスを煽る零央ちゃん。男前が過ぎる。
一方マリスも「零央さん、まだファフナーに乗ってたんですか?死にますよ?」と煽り返すけど、そっちに集中してたのか今度は零央のトルーパーによる攻撃をもろに食らう。だから周り見ろって言われたばかりだろ。この辺からマリスは少しずつネタキャラへの道を歩み始めた感が有る。

零央のワープでポイント変更した後、勝手に行動したことを怒られる総士の姿が好き。頭を小突かれるニヒトさんの絵面も好き。
零央・美三香が総士にとっていい指導役になってるの好きだな……この二人は割と最初からこの総士の事を好意的に見ていた分、距離が縮まるのも早かった気がする。

総士が無事で、敵味方のパワーバランスが拮抗したことで彗が一騎に「力を解放してください」と指示を出す。何すんの……と思って身構えていたらアキレスの超パワーアップイベントだった。形が少し変わって威圧感の強いデザインになるし、周りの海水や戦艦を一気に巻き込んでいくし、フェストゥムも消し飛ぶし、なんかかっこいいポーズからの光の大魔法みたいなものもぶっぱなすし。
あまりにもスケールがデカくて正直笑いが出た。相変わらず一人だけ世界観違う。
ただその直前に、一騎が暉に対してお前のコアを使わせてもらうぞと言っていたのにしんみりしてしまった。ツェーンのコアをアキレスに入れ、ザルヴァートルに進化するための準備をしていたらしい。
でもその説明は進化後にされたので、初見ではただ一騎が気合でどうにかしたように見えて、スケールのデカさも相まってちょっと呆然とした。そりゃ目の前で見たレガートも ( ゚Д゚) って顔になるわ。
光の大魔法直撃して消し飛んだ(様に見えた)ので、レガートはあれで退場かと思いました。無事でよかったね。彼もマリスと一緒にネタキャラへの道を歩んでいる気がする。意見が二転三転するの、人間らしくて良いと思います。あと「島の連中に死の恐怖と憎しみを教えてやる…!」とか言ってたけど、島の人たちはみんなもうそれ知ってるよ。

アキレス改めアレスがドッカンしてくれた事で取り敢えずは戦闘終了。
無事帰還した総士が「これだけ頑張っても撃滅数は零央さんの8分の1かよ~」と悔しがるのが子供っぽくて好き。HaEの時の暉が「僕よっつも倒しました!」と言っていたのを思い出す。
操・甲洋がそれぞれ容子先生・ショコラに出迎えられてるのに自分は誰にもお帰りって言われない…と拗ねるのも子供らしくて良い。同時に、海神島の誰かに出迎えてもらえたいと思うほど総士の意識に変化が起きてるのがよく分かるシーンだった。

そして千鶴先生の死を知る真矢………辛い。絞り出されたような泣き声がもうさ……しんどいですね……。
ただ、エグゾ以降あまり悲しみの感情を表に出さず、BEYONDからはさらにその傾向が強くなっていた真矢がああやって周りに人のいる環境でもちゃんと泣けたと言う事には少しホッとしました。
あの場でも静かに耐えてたらその方が心配だった。




8話 「遺されしを伝え」

ここからOPEDが変わります。
OP冒頭の一騎・真矢・総士の流れるようなカット、好き。
ここでようやくマレスペロとケイオスが目立ち始めましたね。
マレスペロはラスボスの風格は有りますが、BEYONDだとまだこれと言って特に何もしていないし、ケイオスも基本ずっと座ってるので割と謎。ちなみにパンフ情報によるともうジョナミツとしての記憶は完全に無いらしい。辛い。
ケイオスが乗っていた機体はレゾンなのかな……なんか蛇みたいなしっぽが生えていましたが。正直ちょっとキモかった。
終盤は物凄い速度でカットが変わっていくので全然目が追い付かなかった。
犠牲になった歴代パイロット達の並びもあったし、早くちゃんと確認したい。

そして本編。

ディラン生きとったんかワレェ!!!
完全に犠牲になったと思ってた。バイクにお腹貫かれても無事とは逞しい。ただめっちゃ和風の布団に寝てる姿はちょっと面白かった。ビックリするほど布団が似合わない。

海岸では流れ着いた戦闘機などの破片の回収作業……フェイのお父さんが持っていた写真もコックピットのパーツごと漂着していました。それを剣司経由で渡され、両親の死を知るフェイ………つらい。
でも剣司と咲良がそばで支えてくれてるのがまだ救いなのかな……衛一郎君もいるし…。

合同葬儀の遺影の多さがシャレにならん。勘弁してくれ。
ただ、こうやってお葬式の様子がきちんと描かれるのがファフナーの良い所ですね…見てるこっちの胃が抉られていきますが、描写の積み重ねとしては好き。
ここで総士が「人が死んだら黒い服を着るのか?」とか言っていてちょっとギョッとした。
多分、偽島では自然死すら無かったんでしょうね。彼らは竜宮島での生活の記憶をただ再現しているだけで、偽島の中で誰かが死ぬとは考えにくい。だからお葬式も知らないし、その文化も総士は知らない。
今の総士が「知らない事が多い」と言う現実を改めて確認できた。
でも今の総士は知らない事は知りたい、自分はこうしたいと素直に言う性格なので、安心感は有るのが良い。

葬儀の後に陣内が総士に対してお前が情報を流しているだろと食って掛かります。それに対して総士は自分じゃないと否定した上で「情報の流出元が分かっても謝ってくれなきゃ教えないからな!」と言う。完全に子供で笑う。実際子供(実年齢5歳)だけど。
総士が情報を流していない事は他のパイロットが保証済み(クロッシングで全部バレるから)だし、真矢に至っては「もしそうなら私が撃っています」とまで言う。物騒。
実際、陣内としても総士じゃないだろうとは分かってるんでしょうね。ただそうなると他に誰が、或いは何がなのか分からない。それが怖い。未知の存在・知識が何よりも怖いからと陣内の言動をフォローする彗。
お前の嫁が利用されているんだよ………早く気付いてくれ。

帰宅して千鶴さんの写真を眺める真矢が思いっきり下着姿でちょっと動揺してしまった。いつの間にか真矢が露出担当みたいになってる………とはいえ妙な媚や色気が無いから良いけれど。
千鶴さんの料理再現シーンはぐっと来た。
美羽ちゃんの記憶を元にマリスは偽島を作ったから、セレノアが作る料理は「美羽が知る弓子の手料理」だった。そして弓子の料理は千鶴さんに教わったもの。
前回、料理を千鶴さんに教えてもらいながらメモを取っていたのもあって総士が作る料理は千鶴さんの味そのもので。
千鶴さんは高度な研究だけじゃなく他にもいろんなものを残してくれた、悲しみだけじゃないんだと語る総士と、そんな総士を見てつい笑顔を見せる真矢と美羽ちゃん。
良いシーンだった。「笑顔の食卓だ。嬉しいよ」と言う、総士の台詞も相まって良い。
千鶴さんの死と言う、視聴者にとってもしんどい展開をこうやってフォローしてくれるのがファフナーらしくて好き。

総士が作ったおかずを史彦にお裾分けしに行く真矢。
ここで総士の言葉を伝えた上で「母は幸せでした」と史彦に言う真矢。自分も千鶴さんの様に何かを残せるようになりたいとも続けて涙を見せる真矢を見て涙ぐむ史彦。
ここでも少し、ほっとした。史彦としても千鶴さんを守れなかったことで真矢・美羽ちゃんに対しての後ろめたさが有っただろうし、それがこれだけ早い段階で昇華されて良かった。変に拗れたら辛すぎた。
あとはこのシーンでは先に史彦と話をしていた一騎が、訪ねて来た真矢を見ておだやかな笑みを浮かべていたのも好き。
随分と感情が薄れてしまった一騎の自然な笑顔なんて久しぶりに見たし、それを真矢に対して向けるのも良い。総士の話になった途端顔俯かせちゃったけど…。

総士が美羽ちゃんを「なんだかフェストゥムみたいだ」と指摘したのも良いですね。
美羽ちゃんはエグゾでアルタイルとの対話が上手くいかなかった事への責任を感じているし、だから島に戻りたいと思っている。それを全体の意識に従っているだけ=フェストゥムだと指摘した総士の新鮮な視点がいい。
島で生まれ育った人たちは島の為、みんなの為と言う意識が大分強いので、そこに真っ向切り込める総士の存在は大きい。

そしてやってくるマリス。
戦闘の直後なので島民たちもピリピリしてますが、それを一気に鎮めた史彦は流石だった。アンガーマネジメントの達人。
史彦たちを煽ることに失敗したマリスにルヴィ様が言葉をかける。ここからマリスのネタ、および噛ませキャラ化に拍車がかかる。
「彼は裏切り者ですらありません。彼は未来が怖かった。だから父と母が命をかけてたどり着いた場所を捨てた。明日に怯えて逃げた可哀想な人です」と静かに語るルヴィ様。言葉の攻撃力が強い。ついでにこれがド正論である。
海神島で馴染めず、居場所を作れずに逃げ、そしてマレスペロと言う現状最強の存在に隷属する事で安心感を得ているのが今のマリスな訳で……。

マリスは一応帰ったけど島としては依然危機的状況なのでヘスターと連絡を取り、万が一の際には美羽・総士・ルヴィを守ってもらうように約束をしておく。
ここでヘスターが「今お話ししている優秀な司令官(史彦)・参謀(溝口)・パイロット(真矢)が抜けているようですが?」と指摘していて、更に真矢には個別に声をかけ再確認までしている。相変わらず真矢大好きだな。
OPにも登場していた金髪女性はヘスターの孫娘だったようで。なんかちょっと千鶴さんに似てますね…。

真矢と一騎が夜に二人で埠頭っぽい所にいるシーンが好き。
冷え込んでいるから真矢はホットコーヒーを飲みつつ、一騎の元には未開封の缶コーヒーがそのまま置かれているのが二人の生物的な意味での違いが如実に表れていて、切ない。多分今の一騎はちょっとの気温低下くらい大した問題じゃないんだろうな…。
そしてここで、一度だけ画面が一騎視点のものに切り替わる。
全体的に暗く、青みがかっていて、色彩が少ない世界を今の一騎は見ていると分かって更に切なかった。それでもしっかり真矢の事を見ているし、お互いに本音で語れているのにはほっとした。
この二人はどちらも本心をお互いに伝えるのが下手だったからなおさら。
真矢は出来る限り一騎に着いて行きたい感じで……相変わらず大変な道を選んでいる……。一方一騎は「俺や甲洋みたいにならないでほしい」と真矢に対して告げていて。
お互いの意見は噛み合ってないけど、それでも相手の気持ちを受け止めてるのが分かって好き。

幻の島で見た光景を思い出して急いで彗の元に向かう総士。その時アルヴィス人員の位置情報にアクセスしていて、「権限って言うのは責任を負えるからこそ与えられるものなんだ」と彗に怒られます。
更に、一騎がザルヴァートル化に成功したことに対して「だったらみんなもやれば良いのに」と軽く言い放っている。
「そんな事したらみんな機体に飲み込まれるだけだ」と彗に返されて愕然とする総士。お葬式っていう一般的な文化だけじゃなくて、ファフナーの危険性の知識すらまだ薄い事がありありと分かってちょっと怖い。そのうち何かヤバい事をやらかしそう。

検査を終えた零央と美三香が大分いちゃついていて驚いた。多分ファフナー史上一番いちゃついてるシーンだった。密着度も高く、二人とも幸せそうなので萌えたけれども話してる内容が大問題。
まだ戦えてよかった。最後まで一緒にいてね、約束だよ。と笑顔のまま話していて、死亡フラグが強すぎて怖い。

情報の流出元を探るために第二次L計画が発案。
今回は島が囮で、本命はLボートの方。島がフェストゥムを引き付けてる間にLボート陣営が脱出を図るもの。
計画参加メンバーが家族と別れをするシーン、不穏すぎて辛い。
特に零央・美三香の親のリアクションが辛い……。
ジークフリートシステム復帰を決めた剣司もな……泣きながら見送るフェイもだけど、子供たちと一緒に残る事になった咲良もしんどい。

計画開始直後、移動を始めるLボートにフェストゥムが集まってくる。
そしてその中心にいるマリス。「ようこそ地獄へ!!」めっちゃイキるなコイツ。




9話 「第二次L計画」

情報駄々洩れで島本体が囮の役目を果たせないので作戦は即中止に。Lボートは島に戻りたいけどフェストゥムに包囲されてるし、マリスによってSDPも奪われたのでパイロットも大ピンチ。

そんな中セレノアが美羽ちゃんの心を連れ去ろうとするシーン、ちょっと怖かった。偽の弓子の不気味さ嫌だなぁ…。
持っていかれそうになる美羽ちゃんを総士が力業で引き留めたのは良かった。思いっきり頭突きされて痛がる美羽ちゃんの姿がそのまま反映された内股ザインのアクションにはちょっと笑いそうになったけれど。

お母さんが危ない!とボートの方に行こうとする操を止めつつ、一騎に代わりに行って貰うように指示する甲洋。
なんかいつの間にか珪素勢の指揮官みたいになってきたな…そしてちょっと苦労人ポジだな……。

SDP無しでもめっちゃ強い零央ちゃんは流石だった。
一方「SDP無しだぞ?止めろよ!」とフェストゥムに指示するマリスの小物感。地獄へ!とか言ってめっちゃ煽ってた癖に……。
フェストゥムに取り囲まれても関係なく切り捨てながら進む零央。あと一歩でマリスに届くところで同化現象が進行、動けなくなる。ギリギリのところで難を逃れたマリスは「危なかった…」と呟きながらちょっと退避。もしかしてコイツ、パイロットとしての技量はめちゃくちゃ低いのでは……?SDPはチートだけどマリス本人の技量は大分低い気がしてきた。
そうこうしてる間に零央と美三香が合流、剣司が二人に撤退を指示するけど「間に合いませんよ」と拒否。ボートから更に離れる二人。
スサノオに乗った彗のSDPも奪われてて引き寄せも出来ない。覚悟を決めた二人に反発した総士が一人飛び出していく。

再度戻る様に指示する剣司に対しての二人の言葉が切なかった。
「間に合わない」のは機体ではなく自分たち自身の体の方。本当は機体だけでも帰したかったけど無理そうだし、敵に奪われるのは絶対に避けたいから最期まで戦う。ここまで生きられたのは剣司のお陰だから感謝している。
この時、零央が剣司の事を「先生」と呼んでいたのが何よりも刺さる。
零央と美三香にとっては剣司は自分たちの体を診てくれた先生だし、エグゾでは剣司のお陰で同化現象への対応策が分かった。二人が剣司に恩を感じているのがありありと分かって、あまりにも辛い。

そして海底にたどり着くふたつの機体………このシーンが完全にRoLのセルフオマージュだった。気付いた瞬間冷や汗が止まらなかった。もうダメだ…と思いながら、最後の力を振り絞って戦う二人を見ていた。動悸が止まらない。
最後は海の中が良いなって思ってたんだ。零央ちゃんが一緒にいてくれたらいいなぁって、と語る美三香に対し、約束通り一緒にいるだろと返す零央。
フェストゥムに拘束された零央に駆け寄ろうとした美三香の同化も一気に進み、目が見えなくなってしまう。
必死に手を伸ばし、自分がそばにいることを美三香に伝える零央の姿があまりにも辛い。動悸だけじゃなくて吐き気すら催すレベルでしんどかった。

ギリギリのところで間に合った総士がスサノオ・ツクヨミのコアを同化、アキレスの様に機体を進化。またしても天変地異みたいなスケールのデカい攻撃を繰り出す。
マグマの塊みたいなものから出てくるし、ただでさえ邪悪な見た目のニヒトが更に恐ろしい感じになって、ちょっと笑ってしまった。アレス共々味方の機体とは思えない。更に、総士がなぜか「ゴウバインプログラム起動!」と叫んだので、マークゴウバイン爆誕状態だったのも余計面白い。
零央・美三香のコックピットはニヒト(新)の左手に握られていましたね。あのカットを確認できなかったら零央・美三香共々同化したように思えただろうな…。
相変わらず地平線で待ってる総士(前)の「僕の名前は皆城総士」と言う例のメッセージに対し、「その名前は僕のだ!」と啖呵を切る総士の姿は良かった。アイデンティティが確立されてきた感じが有って好き。

ニヒトの進化でマリスたちは一時撤退。ボートに群がっていたフェストゥムは一騎が一掃してくれたので、無事島に帰還。
一瞬で中止になったし、零央・美三香は昏睡状態になったとはいえ死者が一人も出なかったのはL計画にしては上出来な気がする……。何ならアセロラ漬けになるのは逆に生存フラグだし、零央・美三香が無事でよかった。

休養中の総士・美羽ちゃんはクロッシングで幻の島の夢を見る。
西尾商店の中で二人でワイワイ喧嘩してる最中に、不意に里奈の存在に気付き、二人に対して里奈は「電話を待ってんの。彗に島の事を教えてもらわないといけない」と発言。目が覚めた二人は史彦・彗にそのことを報告。
やっと里奈が利用されていることに気付いてくれてほんと良かった……。結果的に彗が島の情報を外に流す手助けをしてしまった訳だけど、総士も美羽ちゃんもそのことは一切責めずに、逆に「心が戻れば目覚めるかもしれない」と言ってくれてほっとした。
そして泣く彗につられてしまった。
家庭が半壊状態だった14歳の男の子が、年上の19歳のお姉さんに一生懸命アピールして、でも全然通じなくて。それでも諦めずに頑張って、色々有ったけど家庭も無事再生して、ようやく想いが通じて婚約までいったのに3年も昏睡してしまって。それをずっと傍で見て来た彗には本当に報われてほしい。里奈早く帰ってきて。

情報流出の元は分かったし、そのことにマリスたちはまだ気が付いていない。これを利用する手はない。と言うところで9話は終わる。
前回の6話の最後が絶望感しかなく、劇場がお通夜の空気になっていたけど今回は希望の有る終わりで良かった。
上げて落とすはファフナーの常ですが、今回は色んなフラグをギリギリで叩き折ってくれたので今後もそうであってほしい。
正直あと3話で終わる気はしませんが、マリス一派とは決着が付きそうですね。
楽しみに待ちます。

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プロフィール
HN:
木下あんこ
性別:
女性
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