士業エドテンセイ.com 隠れ蓑 仄見える少年 1巻 感想 忍者ブログ
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久々にめちゃくちゃ好みの新作を見付けてしまったので、応援したい気持ちを持て余している。

「仄見える少年」
8月末からジャンプで連載しています。
現在ジャンプ+で3話まで無料公開中なので、まずはこちらを読んでほしい。



そしてこれを読んで、何かを感じた方はぜひコミック1巻も買っていただきたい。



4日に発売されましたが、私が頼んだ分は今現在アマゾンから出荷されていない。一ヶ月以上前に予約したのに何故?
謎に在庫切れ?を起こしている模様。もっとちゃんと刷って。
電子に抵抗が無い方はそちらで是非……。あとヨドバシの方では在庫があるっぽいのでそちらもどうぞ。
私は紙も電子も両方買いました。応援したい気持ちを持て余しているので。


ジャンプ+でたまたま目に入ったアイコンに惹かれて読んでみたら一気にハマってしまった。
1~3話は本誌の1週遅れで順次公開されていっていたので、2話以降は更新されるのをウキウキしながら待っていた。マンガの最新話を楽しみにするのは結構久しぶりの事だった。
4話以降の動向を何となく伺いつつ、「1巻出たら買うぞ!」と思っていたけどどうもそれだけじゃなんだか不安で、考えあぐねた結果ジャンプの定期購読を11月分から始めてしまった。基本単行本派なので、本誌の購入は久しぶりだった。10年ぶりか、なんならそれ以上な気もする。
最新話を読みたいという気持ちも勿論あったけれど、それ以上に「アンケを入れねば」と言う気持ちも大きかった。
ジャンプはアンケート至上主義、と言う言葉は昔からよく耳にしていたので。実際の所どうなのかは全然知らないけれど、現状出来る応援の方法はこれしかなかった。

そんな作品の単行本1巻が出たので、これまで以上に気持ちを持て余しているのでざっと感想を纏めてみた。
以下ネタバレ注意。






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まず主人公の伊織とヒロインの理久の対比が好き。
霊媒師として強力な力を持っているけれど「普通の男の子の生活がしたい」と思っている伊織と、
「人助けをして周りの人の為になりたい」と思っているけれど危険を引き寄せる力を持ってしまった理久。
それぞれ自分の願いとは相反する力を持ってしまっていて、それとどう折り合いをつけるか、と言うのが1話で綺麗に纏められていて好き。
性格的にも二人は対照的なので、見ていて楽しい。
後ろ向きで基本的にあまりやる気の無い伊織と、ポジティブメンタルで何事にもしっかり取り組もうとする理久。凸凹で、でもお互いをちゃんと尊重してる関係性が好き。


伊織は実の姉直々に「多少性格が破綻している」と言われているし、実際霊媒師の仕事への(表面上の)やる気は無いし理久への言動もちょっと雑。
でもそれだけじゃなくて、しっかり気遣いも出来る子だと1話で表現されているのがほっとする。
理久が招き手だと分かった時、事実をそのまま伝えようとする姉を一瞬止めようとしていたり、すぐにサポートをしようとしていたり、戦っている最中にもきちんと理久の精神面をフォローしている。
この一連の言動があるお陰で伊織がただやる気が無いだけの子ではないと分かるし、ほぼ初対面の理久を気遣える程度にはまともな性格だと明示されているので、それ以外での雑な言動もある意味安心して見ていられる。
2話では「過去に起きた出来事のせいで今の性格になった」と示唆されていて、理久への気遣いが普通に出来る理由づけもされている。本当に、根っから破綻しているなら他人への気遣い何てまともに出来ないだろうし。
以降も、伊織は結構きちんと理久を気遣っているので見ていて好感度が上がってしまう。
7話では自分のせいで霊怪が来てしまったと判断した理久の考えをしっかり否定して、彼女の精神的なフォローもちゃんとしている。後ろ向きだし文句は多いけれど理久を気遣うときは必要な言葉をきちんと口にしているので、言葉足らずで妙なトラブルが起きる…何て事はそうそう起きなさそうで安心。

4話では「哀別は誰かを置き去りにして逃げるような奴ではない」と断言しているし、早くも信頼関係が出来上がっていて可愛らしい。
あとプロフィールで「身長:170センチ(自己申告)」となっているのも可愛くてたまらない。これ絶対ギリ170に届かないくらいの身長でしょ。可愛い。
それと犬を含めた小動物が好きなのに、通学路にいる犬にめっちゃ嫌がられてるのも笑ってしまう。でも本人全然めげていない。そこだけはポジティブ。


理久は「人助けが好き」と自分でちゃんと認識しているタイプのお人好しで、これって案外珍しいパターンな気がしている。
第三者からお人好しと評されても本人には人助けを積極的にしている自覚は無いっていうキャラの方が多い気がするので、はっきりと「人助けが好き」と表明する理久は個人的に新鮮だった。
2話以降、その人助けが好きと言う気持ちと自分の能力に少しずつ折り合いをつけていっている感じで、ほっとする。もちろんそれでも後ろめたさを感じている描写はあるけれど、そこにちゃんと向き合える子なのが良い。
基本的にポジティブな子だけど、1話以降は電車が苦手になってしまってる辺りが普通の子らしくて好き。伊織や研真と違い、霊怪や霊媒師の存在を知らずにこれまで生きてきた子だし、すぐにケロッと出来るわけがないよね……。GIGA描き下しの短編だと伊織が一緒にバス通学してあげてたけれど、あれ以降はどうなったのかな…あの日だけかな……?

案外性格的に強気なところがあるというか、ちょっと頑固でもあるのが良い。鏡の中で研真を置き去りにしない所とか、伊織と似ているところも有って好き。
片儺木姉弟のちょっと難有りな言動にもすぐ慣れているあたりの順応性の高さも好き。
月夜見邸に来た時のはしゃぎっぷりもかわいらしい。「何かよく分かんないところ!」ってめちゃめちゃテンション上がってるじゃん。可愛い。借りた服がなぜかチャイナドレス風なのも大変良いと思います。
理久は割とお着換えも多いのが地味に好き。伊織を含めて男性陣はずっと制服だけど、理久だけは結構バリエーションが豊富で見ていて楽しい。
ただ彼女の名前はそのまま「愛別離苦」になるのがちょっと怖い。
元は仏教用語で、配偶者・親子・兄弟との別れによる苦しみの事なので、今後の展開でそこがどうなるのか不安ではある。両親に関しては職業しかまだ分かっていなくて、情報がほとんど無いからなぁ……。


3話から登場した研真は伊織とライバル的ポジションのクール系真面目眼鏡……と思ったら天狗たちに対してデレッデレで笑ってしまう。本当にシッターだった。
ただこの天狗たち、名前が五郎六郎七郎なので、普通に考えれば一郎~四郎もいるよな…と言った感じなので今後が楽しみ。仮にもあの有名な天狗なので、どこかでドカンと一発キメて欲しい。
研真本人は伊織と単純に性格的なそりが合わないだけであって、彼の実力は認めているのが6話終了時点でしっかりと分かるので、安心感がある。
理久に対しても普通の対応だし。むしろ逆に「この人いい人!」と一瞬で気に入る理久にちょっと笑った。
基本的に真面目な性格っぽいので、色々と雑な片儺木姉弟に普段から振り回されて心労が溜まっているのではないかと言う心配はちょっとある。与次郎も割とのらりくらりとした性格っぽいし。なんだかんだ理久も「無茶する」タイプの人間なので、研真には頑張ってもらいたい。


ホラーだけどグロ要素は今のところほぼ無いのでそこに関しては安心できる。
ただ「ページをめくってビックリ」的な演出は結構多いので、読んでいて割と普通にびくっとすることが有る。特に電子版を縦表示で見ていると、なかなかにインパクトがある。1話の大口開けてるシーンとか、一面に表示されると結構な衝撃で好き。
伊織・理久を含めた主要キャラの見た目が崩れる演出なんかも容赦なく入ってくるので、そういう意味ではきちんとホラーしている。
でも怖すぎて読めない……!となる程ではないので、凄くいい塩梅のホラー感だと思う。






以下最新話(14話)までのネタバレ有り











理久めっちゃ強くなったぁ~~~~~~~
12話ラストの見開きのコマが大変に好き。伊織の信頼が見えるのがまたいい。
「お互い勝手にやるだけ!私たち、自己中でしょ」と言う言葉が強くて好き。理久、逞しい。
ただそこに至るまでの修行パートで、独りぼっちだし痛いし寂しい、と弱気に襲われ、でも一人できちんと奮起した所に彼女の普通の女の子っぽい部分が出ていて好き。精神的にもいきなり強くなったと言う訳じゃないのが逆に安心感有る。
「誰も犠牲にならなかったから伊織君の勝ちだよ!」と後ろ向きメンタルの伊織をフォローしていたし、どんどん相棒らしくなっていて今後が楽しみ。
伊織も14話では当然の様に理久に助けを求めていて、お互いの信頼が更に膨らんでるの好き。そして付き合っているのかと聞かれて盛大に慌てる理久は可愛い。


しかし掲載順が不安しか感じなくて怖い。
私はもっとこのお話が読みたい。

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プロフィール
HN:
木下あんこ
性別:
女性
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