乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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事前宣伝通りシステムが大分改善され、他人様に勧めやすくなりました
シナリオ的にはベタ移植で雰囲気が変わる事も無かったので既存ユーザーとしては大変有り難い
PSP版での初プレイはもう6年ほど前の事なので、正直色々忘れている部分も有ったのでなかなか新鮮な気持ちで、懐かしみながらプレイ出来ました
内容に関しては追加は無いので、今回はシステムに関する事だけ纏めます
・基本システム
かつて公式でここまで盛大に「作業が減ったよ!」とアピールした作品が有っただろうか……っていう事前宣伝でしたが、その言葉通りでした。正直びっくり
PSP版までは平日は昼夜2ターン、その都度行動を選び、最終的に200ターンを越える作業量でしたが、今回はまず平日5日間の行動を前の週の7日目に事前に選べる仕様になりました。華ヤカみたいな感じ。その際学習パラメーターもしっかり確認できるので、細かい調節もやりやすい
この時点で大分作業感が減ってます。ある程度攻略のコツを掴めばほんとサクサク進みます
ここでは同時にミッションも選択できますが、ミッションも大分仕様が変わりました。3ターンかけて連鎖を繋げる必要が無くなりました。全ての会話が1ターンで終了します。めっちゃ楽
6日目にミッションを実行するか否かの選択が出来ますが、この際必要パラメーター・アイテムの情報がヒントとして表示されます。満たしていなくともミッションクリア自体は出来ますが、条件を満たしルル自身で解決した方が属性パラ・好感度の上がりが良いし、場合によっては限定アイテム獲得も出来るので、パラ足りないから次の周回で拾おう…と言う判断が可能になるのは大変有り難い
1~4日目の夜行動はカットになっています。5日目だけは行動が選択でき、このターンではベターカードのプレイが可能です。夜行動のターンが減った分、ベターカード・会話パターン回収はちょっと大変になったかも
ターン数は減りましたが各エンドのパラメーター条件は変わっていないと思います。余裕こいて勉強サボっていると後半泣きを見るのでご注意を。特に全属性ルートは学習パラ要求が少々高いので、ドーピングした方が安心かな
イベントリストも完備されていて、友情EDを含めたほぼ全てのイベントを回想できます。ただバッドはリスト登録されないので、死亡EDが苦手な人に優しい
・攻略制限
PSP版では1周目から全属性EDに行けましたが、今回は出来ません
まず最初にプレイ出来るのは本編のみ。それ以外の項目にはロックがかかっています
誰かしらのルートをクリアすると該当キャラの「あなたとの物語」、エクストラの「ベターカード」が解放されます
「あなたとの物語」をクリアするとそのキャラの「あなたといっしょ!」が解放
メイン6人全員の恋愛EDをクリアしてようやく「ハーレム(全属性)ルート」解放のアナウンスがされます。それ以前は各種パラメーターを満たしていても全属性EDにはたどり着けません
全属性ED確認後「エドガーの魔法のルーペ」が解放され、そこで誰かしらのEDを確認すると「ミルス・クレアタイムズ」「シンシアの憂鬱」「宝石箱」が解放され、ここでようやく全てのコンテンツが確認出来ます
本編とFDがセットで移植されているので、FDに繋がる全属性EDに制限がかかっているのは納得出来ますが、なかなかに長い道のりです
・音声
PSP版までの本編にはルル呼びが有りませんでした。今回はルル呼びが完備されたため、その部分だけ音声を新録しています。ただPS2版当時(約7年前)の音声との差が目立ちます
単純な音質の差、中の人のトーンの差、そして音量の差です
前者ふたつはまぁ仕方ないよな…と言うのが正直なところです。なんたって7年も前な訳だし、そりゃあ変わるって話です。ただ音量に関しては少々残念です
既存ボイスと追加ボイスとで明らかに大きさが違います。キャラによって多少差は有りますが、殿下・アルバロが特に気になりました。イヤホンでプレイしてたら嫌でも気になってしまうと思うので、ここはもうちょっと上手に調節して頂きたかった
FD部分はPSP版発売当時にルル呼びが追加された為、差が気になる事は有りませんでした
・イラスト
スチル追加はメイン6人が各5枚、アミィ・エルバート先生が各4枚、その他が4枚の合計42枚です。その他中3枚はデフォルメキャラのイラストになります
この追加スチルがとにかく美しい…そして挿入タイミングがバッチリです。デート・流れ星・マインドキャンディ・友情EDと言う、スチル付きで見たかった…!と思っていたイベントに追加されています。カゲローさんのイラストがレンドの時よりも更に繊細さを増し、美しいです。そんな美麗イラストで見る石田〇一スタイルなユリウスの面白さよ……
今回がワンド初と言う方は、スチルの絵柄差にちょっと驚くかもしれません。PS2版本編発売が約7年前。それ以降FDやPSP版移植、そして今回のR発売とその都度スチルが追加されてきた結果です
ルルの顔グラが追加されましたが、これが種類が多い。既存スチルでのルルの私服は相手のキャラごとに違う為、顔グラもそれに合わせてパターンが用意されてます。これ物凄い数になっているのでは……
攻略対象のモノローグに切り替わるシーンもしっかりそのキャラの顔グラになっています。制服だけじゃなく私服も有るので、ここも地味にパターンが多そう
・ベターカード
今回何気に力が入っていると思われるベターカード
まず本編中のベターカードの仕様ですが、5日目夜の娯楽室で同じキャラに2回勝つと嘘つきカードが1枚貰え、合計10勝で5枚貰えます
ただこの勝利回収、周回プレイでは引き継げません。例えば9回勝った状態でEDを迎え次の周回に移ると、また1回目からカウントスタートになってしまいます。エクストラモードのベターカードはまた別カウントになるため、こちらにも勝利回数は引き継げません。つまり、本編中に10回勝つ必要が有ります。前述の通り夜行動ターンが大幅に削られたため、同じ相手に10回勝つというのがスケジュール的にちょっとハードになっていますので、計画はしっかり立てましょう
エクストラモードのベターカードはプレイヤーキャラにルルを選択した状態で同じ相手に5回勝つと新規ベターカードが1枚貰えます。そしてこのベターカードスチル、公式が全力です
昔からのファンには覚えがあるだろうあのネタです……ホストだったり肉ドルだったり魔法少年だったりしたあれです……あのボイスが、美麗スチルと共に復活しました。私は初っ端エストのを見てリアルに吹き出しました。色々心の準備をして見た方が良いです、腹筋的に
これにもしっかりCGコメントが有るので、その反応も必聴です
アミィ・エルバード先生との対戦は各ルートクリアで解放されます。この二人にもスチルが有りますが、これもなかなかに凄いです。特にアミィ
8人全員のを獲得すると同時にルルのコンプスチルも獲得となります。これもしっかりCGコメント付きです。CVほっちゃんの嘘つきカードルル、可愛い
・メモリス
PSP版までは該当マップに行ってランダムで拾えるなかなか大変な仕様だったメモリスですが、今回は条件を満たせば自動的に獲得出来ます
なので大変楽になった…のですが、確認方法にちょっと難有り
メモリスの確認は「宝石箱」で行えますが、前述したとおり「宝石箱」が開放されるのは「エドガーの魔法のルーペで特定のキャラのEDを見た後」になります。つまり全属性EDを終えた時点でも確認が出来ません
しかもメモリスは周回で引き継げません。その為、恋愛エンドクリアと同時に獲得する10個目のメモリスを確認する術が暫く有りません。それ以前のメモリスも攻略途中に確認し忘れてしまったら、暫く読む手段が有りません。これは流石に不便かと
宝石箱はエドガーの魔法のルーペ中にルルが両親からプレゼントされるものなので、開放が遅い事自体はまだ納得がいきますが、だったらメモリスの確認が出来る他の手段を用意して頂きたかったなと
諸々システムが大幅に改善され、随分とサクサクプレイできるようになりました
作業感も軽減したあまり「こんな楽なのワンドじゃない!」などと言うよく分からない感慨を抱きながらも、それでも作品そのものの世界観・雰囲気は一切変わっていないので既存プレイヤーとしては大変安心してプレイ出来ました
この調子で2Rの発売も期待しちゃう……ので、まずはドラマCDを買います
魔法が使えない無人島でのサバイバルとかどう考えても面白い。ユリウスとノエルは生きていけるんだろうか。殿下とラギに皆の命がかかっている…
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ホシとか言うどう考えても危ないお薬が話の肝になってくる割には平和的でほんわかしたお話でした
・ボリューム/システム
共通は序章のみですぐに個別ルート入りする為体感的には長く感じましたが、ストーリー的には割とサクサクと進みます
作中経過時間が1ヵ月ちょっとなので、そう言う意味での薄さは正直感じてしまう
エンディングは各4つずつ有りますが、一度クリアしてしまえば途中からやり直しも容易いのでフルコンプにも時間はかからないかと
システムは既存オトメイトvita作品とそう変わりません
ただ各キャラクリア後に追加されるおまけスチルが4枚も有ったのは地味に嬉しい。ただの甘いイラストだけでなく、それぞれ関わりの有ったキャラとどうなったか、というのを垣間見る事が出来るのは楽しい
てふったーシステムも見ていて楽しい。名前の通りツイッター的なやり取りで、ごく一部真面目なのも有るけど基本はアホな空気感。良い和み要素だった
ただここでは普通に顔文字やネットスラング的なものも出てくるので、苦手な人は少し注意がいるかも
・シナリオ
攻略対象は全員家族や友達に関わる事で過去にトラウマを負い、それを払拭できないまま本編に至っています
それぞれ不憫な立ち位置なので同情はするんですが、ただそうは言ってもテンションの高低が激しすぎてついて行けなかったのがユンとミクト。特にユンは酷かった
普段は明るくて軽いトーンですが、ちょっとでもスイッチが入るとキレる。その前触れもよく分からないし、元のテンションに戻った…と思ったらまたすぐキレる、というジェットコースター状態だったので、完全において行かれた
ミクトもユン程では有りませんが波が激しいので、「何だこいつ…大丈夫か…」と呆然としたままシーンが移ったりして、脳が萌えの方向に向く余裕が生まれにくかった
私は所謂「カウンセリング恋愛」と呼ばれるジャンルの物が好きで、最萌えがこれに当てはまる事も多いんですが、バイナリーの場合はただの「カウンセリング」になってる部分が大きいです
過去と向き合い、受け入れ、前に進んでいく…恋愛が全く関係無い部分のトラウマのフォローを主人公のフウが一生懸命している。そう言うのはプロのカウンセラーに任せる案件では…?という、何とも言えない感想を抱きながら見てしまった
あと地味に気になったのが、恋愛ごと未経験の三十路の多さです
「人を好きになったのなんか初めて」「これが初めてのキスだ」といった事を三十路キャラが言うたび「そ、そうなんだ…」と困惑してしまった
一人だけならそう言うものとして受け入れましたが、これが複数出てくる
隔離された環境で育って女性との接点が無かっただとか、女性恐怖症だとか、そう言う理由が有るなら気にはしないんですが、残念ながらそうではない。むしろ微妙にモテていたという設定まで出てくるので、余計何とも言いにくい気分に
その割にはフウに対しての好意は早い段階で表に出してくるので、これまでの二十数年間は何だったの…?と突っ込みたくなってしまう
それなりの環境で生活してきた三十路の男性キャラクターにはそう言った清らかさは別に求められていないのでは………それとも私が認識していないだけでその手の需要が有るんだろうか……
一番恋愛描写が丁寧で納得がいったのはレイラかな。彼は精神も比較的安定している分、恋愛描写に集中できました
隠し兼真相担当のナナルートはこれまでのルートの問題総浚い&怒涛の解決ルートでもあります。残されていた謎にもしっかり触れてくれるので、コンプ後のもやもやも無くスッキリ終れる、良い締めのルートだった
以下詳細ネタバレ有り
正直予想以上に良かった本作。リメイクとしてはお手本レベルな気がする
まず初めに
この作品は前後編です。今回はその前編に当り、シナリオ的には中盤で終了になります
その為当然糖度は控えめだし問題は全く解決していない
私としては事前に二部作だと聞いた時点で大体把握していたつもりだし、後編も普通に買う予定だったので前後編である事は全く構わないんですが、ただ流石に宣伝不足は否めない
雑誌では触れた様ですが、最低限公式サイトには明記しておくべきだったよなぁと
作品そのものの出来が良いだけに、そこで余計なケチが付いてしまうのはちょっと残念
あと後編の発売はなるべく早くにお願いしたい
・システム
基本はこれまでのオトメイトvita作品と変わらず。これと言って不便は有りません
一度クリアすれば任意のポイントから好感度を調節しての再プレイも可能なので、バッド・悲恋エンド回収は楽です
主人公のデフォ名呼びも完備。これが地味に嬉しい
ボイスも(恐らく)全て新録されているので、既存部分と追加部分での差が気になる…と言う事が無いのも有り難い
背景やBGMも新しくなっているので、懐かしさは有りつつも新鮮にプレイ出来ます
・ボリューム
1周目は3時間半ほど。2周目以降は1時間程度で攻略が可能です
4章までが共通、個別は今回は5章のみなので、大分アッサリ終る印象です
ただ攻略キャラが12人もいるので、これくらいがちょうど良いかな。あまり長くされても攻略が大変すぎる
・シナリオ
上記の様に、前後編です。切るポイントはほぼ皆同じで、大坂城から船で江戸へ戻る辺り。和装から洋装に変わる直前ですね
二部作にするのであれば切り所はここしかないと思っていたので、違和感も有りませんでした
共通や既存キャラルートにも大分手を加えられているようです
無印の頃のちょっとくどいテキストは無く、随分とスッキリしています。お陰でサクサク進む。それでいて重要なシーンはしっかり拾って描写しているので、変な違和感も無くバランスも良い
随想録のイベントもしっかり挟んでいるので、キャラによって多少差は有りますが甘さもそこそこ
随想録だけでなく、黎明録の話も盛り込んでいます。私は黎明録は未プレイなので詳細は分かりませんが、伊吹のその後が垣間見えたり、芹沢さんの事にも触れたりしている
再構成としてとても自然で、違和感の無いシナリオでした。正直想像以上でとても嬉しい
完全新規攻略キャラの伊庭・相馬・坂本は共通部分での出番は流石に少なめです。特に龍馬はしっかり狙って選択肢を選んでいないと全く遭遇しないまま話が終わるので彼目当ての方はご注意を
以下追加攻略キャラ山南・山崎・新八、完全新規キャラ伊庭・相馬・坂本の感想。ネタバレ有り
物凄く平和的な作品だった
宣伝通りバッドエンドも無く、優しい世界でまったり過ごしつつ健全な少女漫画の様な恋愛模様を楽しむ……
軽く、明るく乙女ゲーをプレイしたい時にはぴったりの作品かも
・システム
基本システムはこれまでのオトメイトvita作品と変わらず
細かなデザインが凝っていて、季節の移り変わりに合わせて色合いも変えているので見ていて楽しい
全体的に絵本の様な、ふんわりとしたデザイン
CGコメントが有ったり、おまけSSにボイスが付いてるのが地味に嬉しい
隠しは金太郎のEDをふたつとも回収する事で攻略可能。なので最短で2周目から出来る
シナリオも真相的なものではないので、早い段階で彼のルートに入っても特に問題は無い形
ただバッドエンドが無い事の弊害か、個別ルート入ってからの選択肢の少なさが尋常じゃない
1,2個しか無いので、流石にここはもう少しどうにかしてほしかった
一度ルートをクリアすれば、各種パラメーター調節して途中から再開も出来るので攻略は大分楽です
ゆのはは前向きだしとても有能。子供の時から手伝っていたのも有って旅館での仕事に慣れてるし、社会人経験が無い割にはビジネス敬語なんかもしっかり使えてる。そしてなんだかんだ言いつつも真面目でやる気が有る
見ていてハラハラする事も無く、安心感のある主人公だった
ただ代わりに彼女の母親が脳内お花畑で、その言動には大分イラッとした。ネタバレ含むので詳しくは後程
・ボリューム
1周目は4~5時間、2周目以降は2時間程度で攻略可能
上記の通り個別ルートは選択肢も少ないので体感的にはもっと短く感じるかも
また、共通ルートもちょっとボリューム的にはイマイチ
各章ごとゲストキャラがいて、彼らとのやり取りと共に話が進んでいく。周回する時の事を気遣ってか攻略キャラごとに展開に差が有るのは有り難いんだけど、ゲストキャラが同じ=抱える問題も同じ=その着地点もほぼ同じなので、流石に周回を重ねるだけ飽きがくる
平和的な世界観なのも有って話の流れが良くも悪くも読みやすいのでそう言う意味でも少し単調気味かもしれない
共通にもっと大きな差をつけるか、或いは個別をもう少し長くしてもらえたら有り難かった
以下ネタバレ
ワンド2VFBでその存在に触れられてから約4年、間に予想外のワンド2FDが入ったとはいえなかなかに長かった感が有るレンドフルール
あまりにも待つ期間が長く、待っている事が当然となっていたので発売当日になっても正直全く現実味が無く、手に取ってようやく実感が湧いたレベルだった
そんな本作、予想以上に人を選ぶ内容となっています。ぶっちゃけ人に気軽に勧めるのはちょっと出来ないわってタイプの作品
・システム
基本システムはこれまでのオトメイトvita作品と変わらず、不便ではないが特別便利でもないいつも通りの感じ
UIはとても凝っていて、非常に世界観とマッチしていて好き。序盤に出てくるギャグ要素もそれ専用の立ち絵を用意してちゃんと演出しているのも嬉しい
肝心のラヴィールシステムですが、思っていたよりもシンプル…と言うか、別に難しいものではなかった
雑誌や公式を見ても全く意味が分からん…と思っていましたが、普通のノベルゲーに時間制限とボタン連打が追加されただけであり、そう構えるものではありません
事前の情報収集パートで誰に話を聞くか、或いはどこに行くかによってルートが分岐して、ラヴィール本番でのやり取りでパラメーターを調節する
通常のノベルゲーのただ選ぶだけの選択肢よりもよりしっかりとキャラの話を聞く必要は有るので、普段よりも集中力を使った気がする
ラヴィールの成否、そしてEDに関係は無くともそこでのやり取りの差によって後々の会話イベントに細かい差分が追加されるので、そう言う部分を見付けるのは地味に楽しい
ラヴィール中はQロードセーブ出来ませんが、その代わり×ボタン二度押しで最初からやり直す事が出来るので親切設計。ルイは反応の予想が難しかったのでこのシステムにはお世話になった
またラヴィール開始直前には毎度毎度「セーブしますか?」と聞いてくれるので、ここもなかなかに親切。ルート分岐用セーブデータの目印として活用させてもらいました
後もうひとつ重要なシステムが、双子蝶への金平糖のプレゼント
ラヴィール前の情報収集パートで、まずは双子蝶に誰に話を聞くのが良いか、またはどこに行くのが良いかを教えてもらいますが、金平糖未所持状態だと双子蝶も力が足りず集められる情報に限りが有ります
ラヴィール勝利時に貰えるポイントを使い、ショップに売っている金平糖を買う事でそのまま双子蝶にプレゼントする事が出来ます。そうすると双子蝶の力が増し、集められる情報も増えていきます
攻略情報が無い状態でプレイする場合、これがとても重要になってきます。なのでまずは金平糖です。金平糖を買うのです。ショップにはキャラのオマケ要素も売ってありますが、それは一先ず置いておいて金平糖最優先です
また、2部攻略勝利条件、キャラ個別(3部)勝利条件も同様にショップに売っているので、こちらも重要です
ラヴィール開始前に表示されるヒントが増え、攻略が楽になります。中には「ルートに入るためにはラヴィールのコマンド入力を失敗する必要が有る」場面も有ります。そんなもんノーヒントでプレイしてたら気付きようが無いと思うので、しっかり買っておくのをお勧めします
・難易度
愛情ED、忠誠EDを目指す場合はヒント通りにやれば特に難しい事は無いと思います
ただ細々としたバッドを拾うのは結構大変です。パラメーター調節がややこしい部分もあるし、そもそもバッドの数自体が多いのでそこでの微調整にも手間取りました
スチルもバッドで拾えたり、あえてラヴィールを失敗しないと拾えないものも僅かですが有るので、フルコンプを目指す場合は時間がかかると思います
トロフィーは更に手間がかかります。私も現段階でいくつか拾えていません。ここで拾うんだろうなぁという目途はたっても、必要選択肢がどれか分からず色々試している状態です
プラチナトロフィー獲得への道は結構長い
・ボリューム
1周目は合計9時間程かかりました。ラヴィールシステムに慣れるのに少し時間がかかったのも有って、思っていたよりも長かったかな
体感的に一番長かったのは第1部。キャラが揃い、各キャラ2回分のラヴィールを終え、ようやくシナリオが動き出す…トロフィーで「壮大なプロローグ」と表現されていたのには笑った
周回ではこの1部が丸々スキップ出来るので、2,3時間程度でEDまでたどり着けます
それも有ってか2周目以降は少しボリューム不足かな…?と言う感じも否めない
特に3部は(キャラによって差は有るけど)割とあっさりな印象
バッドはそれぞれとても多いです。ただ内容としてはどのルートも似たようなものなので、回収する大変さと見合うものが有るかと言われると正直微妙な部分も
ただ一部バッドは「おぉ…!」と興奮するようなものも有ったので、余裕があれば全部見てほしい
・シナリオ
問題はここです
過去プレイして「これは人を選ぶだろうなぁ~」と思った作品はそれなりに有りますが、その中でもぶっちぎりで人を選ぶ作品です
まず、完全に幸せと言えるEDが有りません。愛情グッドエンドですら、そこに至るまでの状況に色々有り、当人たちは受け入れて、その上で幸せだと感じていますが、同時に色々背負いまくっています。自分が幸せになる為、死なずに済むようにする為、ルートによっては意思を持って他キャラを殺したりしている
私の脳内BGMは完全にこの曲だった
攻略キャラと主人公のこういった行動をプレイヤーサイドが許容できるか否かに全てがかかってきます。これはもう人それぞれの価値観の問題だと思うので、第三者がとやかく言えた事じゃないので、余計難しい。気軽に販促なんて出来ぬ
一番幸せっぽい愛情エンドでこれなので、忠誠エンド、そしてその他のバッドはもっと凄い事になってます
何もかも解決してハッピーエンド!なんてものは有りません。大団円っぽいユベール恋愛エンドでも失う物は失っているので、本当の意味で大団円とは言えません
幸せなエンディングが少ない、或いは無い事に耐えられない人にはお勧め出来ない作品です
以下ネタバレ込みの感想。長いぜ!
プロフィール
HN:
木下あんこ
性別:
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