士業エドテンセイ.com 隠れ蓑 猛獣たちとお姫様 感想 忍者ブログ
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絵本の様なふんわり優しいお話でした




・システム
基本のシステムは既存オトメイトのvita作品と大きな差は有りません
UIはどれも凝っていて非常に可愛らしいです。本当に絵本を読んでいるような感覚になれて楽しい
フリーモフモフシステム(FMMS)は正直前作より難しく感じました
というのも、前作は各キャラの好みを把握してコツを掴みさえすればあとは同じ事を繰り返せば良いだけでしたが、今回はFMMSの度に「ここを撫でて」とキャラから注文を受けます。当然動物の体の為、指定場所の範囲が分かりにくい。お腹ならどこまでがお腹でどこからが胸になってしまうのか…、とか、足なら前足?後ろ足?そもそも前足は手の扱い?と混乱して苦労しました
撫で過ぎてNGが無くなったのは有り難いですが、前作よりFMMSが簡単に!という事前宣伝には正直首を傾げる……個人的な相性の問題かも知れませんが
全部大成功しなくても攻略+トロフィー獲得は出来る様なので、そこで救いは有って良かったです
全体的に選択肢が少ないのも気になりました
FMMS関連、そして名声度関連の物を除く、純粋に好感度だけを上げる選択肢は2,3個しか有りません。これは流石に少ないかなぁと。もう少しキャラとの一対一のやり取りで選択肢が欲しかった

・ボリューム
共通・個別ともに2章の計4章です
プレイ時間は1周目は4時間半程、2周目以降は3時間程でした。ただFMMSで手こずった分も含むため、そこがスムーズに行けばもう少し短くなるかと
ボリュームは全体的に控えめな印象です。サクサク攻略出来てしまう。もう少し話を長くしてほしかったかな
隠し扱いのヘンリク、同じく隠し+真相担当の魔術師はメインより短いです。特にヘンリク
オマケ要素と言えるものが少ないのは残念。自由に出来るFMMSしかありません
SSも無いし、スチルもコンプ特典1枚だけなのでちょっと物足りない。正直全員攻略後に見れるIFストーリーより、ED後のSSが欲しかった

・シナリオ
リシャルト、ヘンリクは2周目以降、魔術師はリシャルト攻略後に開放になります。ただ魔術師は真相ルートと言えるので、攻略順にはご注意を
内容としては本当に絵本の様な雰囲気そのままのお話です
良く言えば優しく、悪く言えば味気ない
ユーリはとにかく優しい子です。ただ同時に甘くもあります
幽閉されていて王族としての教育は殆ど受けてなかった為、理想主義な所が有ります。ただそう言う自分の考えがきれいごとだとすぐに気付けるため妙なストレスは感じませんでした
主人公と言うキャラクターとしては癖も無く、万人受けはしやすいタイプだと思います。ただその分シナリオ上のパンチ力は無い為、物足りないと感じるかもしれない
攻略対象はみんな最初から好意的ですが、それぞれの環境を考えれば納得なのでそこへの違和感は有りませんでした
魔術師ルートは真相ルートと言える話ですが、それにしては後味があまり良くない…というか、大団円とは言い難い締めでした。また、根本的な問題がすべて解決するわけではなかったのも少し残念
前作の「猛獣使いと王子様」との繋がりも有りますが、全く知識が無くても問題は無いと思います。必要なポイントではしっかり説明がされるので
基本優しいお話ですが、BADは例外です。流血スチルも有るし、死亡EDもある。それまでの流れで気を抜いていると思わぬダメージを負うかもしれません、ご注意を



以下個別ネタバレ




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動物状態の意識が強く、終盤までそれが抜けなかったのがルドヴィクとユゼフ
プレイ前は正直そう言う要素での萌えを期待していましたが、自分の好みと微妙にずれていたのか正直あまり刺さらなかった
動物時の意識が強いせいで会話がなかなかスムーズに進まない事が多かったのが良くなかったのか……自分でもはっきりとした原因は分からないのでちょっとスッキリしませんが、最後まで萌えを大きく感じられず残念でした
ルドヴィクは猟犬の為、ユーリと自分の関係を主従のそれと捉えています。でもユーリは当然そう思っていない。そこでの両者の感覚のズレは良かったです。ただ当人ルートに限らずルドヴィクは従者らしさがあまり強くなく、キャンキャン騒ぐ賑やかし役である事が多くてなかなか私の中での従者萌えと噛み合わなかった
ユゼフは図体のデカい子供、といった感じで、当人にその気は無くてもちょっと怖く思えてしまう言動がチラホラ有りましたね……。彼の売りはやはり豹変シーンだと思います。予想していたとはいえあれは正直驚いた
彼のルートはマレクとのやり取りが良かったです。マレクがユーリに心を許しかけるのも納得の流れだった

ミアーシュは上記の二人より理性的な部分が強く、その分動物状態の意識は割と薄めでした
会話もスムーズに進み、素直に萌えを得られました
可愛い見た目に反して中身は男前なギャップも良い。好きな子を見付けたら一番に口説くのが常識でしょ?他のオスにとられちゃうもん。という台詞には天を仰ぎたくなった。そう言う時だけ動物の時の意識を出してくるのはズルい
ただ彼は終盤怒涛の展開になります。なのでここでちょっとでも展開について行けなくなるとポカーンとしたままEDまで行ってしまうかもしれない。幸い私は話の変化について行けましたが、それでも少々驚いた

ヘンリクは兄を自称していますが、冒頭からユーリへの好意がダダ漏れです
ただ回想シーン等があまり無いので、何故ここまでユーリ至上主義になったのかというのが分かりにくく残念でした
動物たちから辛辣な扱いをされているのはちょっと不憫で笑った。彼は良くも悪くも王族らしく、何でもかんでも金で解決しようとする姿勢が序盤は目立ちますが、成長・変化枠だというのは分かるためそこでのストレスは感じませんでした
しかしED後も動物化の呪いが消えないのはあまりにも大変すぎる

リシャルトは早い段階で予想できた通りの身の上でした。他の動物3匹と比べて言動に大きな差が有るのも納得
彼は王子様らしい立ち居振る舞いですがその割に不器用だったり、クールな風貌に反して結構素直に照れたりと、ギャップが大きいキャラでした
覚悟を決めたらストレートに好意を伝えつつも、意外にも可愛らしい所が有って萌えさせて頂いた
彼のルートでようやく魔女との関係性に触れられますが、それでもユーリが幽閉されていた理由は分からないし、動物化の呪いも解けないままなのが残念
ヘンリクもそうだけどED後の環境を思うと動物化してしまうのは流石に大変なので、真相ルートじゃないにしてもそこはどうにかしてあげて欲しかった
リシャルトはステラ特典冊子のSSも可愛らしくて良かったです。このビジュアルで女性に不慣れなのは可愛く思えて仕方がない

魔術師は真相兼ラスボスでした。どう見ても怪しい風貌ですが正直ラスボスでもあるとは思ってなかった
ただ彼のルートは最後の流れがなかなか…素直に受け入れがたいというか…
真相ルートである以上大団円な終わりが良かったな、というのが正直な所
ただようやくユーリ幽閉の理由が語られたのは良かったし、前作との繋がりがしっかり説明されたのも良かったです
冒頭でミスリードさせつつ、例のキャラをガッツリ出したのは正直上手く騙されました。色々な可能性を考えてはいましたが、そもそも前作との繋がり方そのものを騙されていたとは

全員攻略後にIFルートが解放されますが、キャラ全員集合で何でもありなお遊びシナリオと言った感じです
メインキャラはそれよりED後の様子の方が見たかったので残念ですが、サブキャラ勢にまともにスポットが当たったという意味では良かったかな。マレクかわいい



自分が期待していたものと少しずれていたのも有ってちょっと物足りない部分は有りますが、それでも絵本の様な優しい世界のお話をのんびり見たい時には最適な作品かと思います
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