士業エドテンセイ.com 隠れ蓑 薄桜鬼 真改 風ノ章  感想 忍者ブログ
乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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正直予想以上に良かった本作。リメイクとしてはお手本レベルな気がする



まず初めに
この作品は前後編です。今回はその前編に当り、シナリオ的には中盤で終了になります
その為当然糖度は控えめだし問題は全く解決していない
私としては事前に二部作だと聞いた時点で大体把握していたつもりだし、後編も普通に買う予定だったので前後編である事は全く構わないんですが、ただ流石に宣伝不足は否めない
雑誌では触れた様ですが、最低限公式サイトには明記しておくべきだったよなぁと
作品そのものの出来が良いだけに、そこで余計なケチが付いてしまうのはちょっと残念
あと後編の発売はなるべく早くにお願いしたい



・システム
基本はこれまでのオトメイトvita作品と変わらず。これと言って不便は有りません
一度クリアすれば任意のポイントから好感度を調節しての再プレイも可能なので、バッド・悲恋エンド回収は楽です
主人公のデフォ名呼びも完備。これが地味に嬉しい
ボイスも(恐らく)全て新録されているので、既存部分と追加部分での差が気になる…と言う事が無いのも有り難い
背景やBGMも新しくなっているので、懐かしさは有りつつも新鮮にプレイ出来ます

・ボリューム
1周目は3時間半ほど。2周目以降は1時間程度で攻略が可能です
4章までが共通、個別は今回は5章のみなので、大分アッサリ終る印象です
ただ攻略キャラが12人もいるので、これくらいがちょうど良いかな。あまり長くされても攻略が大変すぎる

・シナリオ
上記の様に、前後編です。切るポイントはほぼ皆同じで、大坂城から船で江戸へ戻る辺り。和装から洋装に変わる直前ですね
二部作にするのであれば切り所はここしかないと思っていたので、違和感も有りませんでした
共通や既存キャラルートにも大分手を加えられているようです
無印の頃のちょっとくどいテキストは無く、随分とスッキリしています。お陰でサクサク進む。それでいて重要なシーンはしっかり拾って描写しているので、変な違和感も無くバランスも良い
随想録のイベントもしっかり挟んでいるので、キャラによって多少差は有りますが甘さもそこそこ
随想録だけでなく、黎明録の話も盛り込んでいます。私は黎明録は未プレイなので詳細は分かりませんが、伊吹のその後が垣間見えたり、芹沢さんの事にも触れたりしている
再構成としてとても自然で、違和感の無いシナリオでした。正直想像以上でとても嬉しい
完全新規攻略キャラの伊庭・相馬・坂本は共通部分での出番は流石に少なめです。特に龍馬はしっかり狙って選択肢を選んでいないと全く遭遇しないまま話が終わるので彼目当ての方はご注意を




以下追加攻略キャラ山南・山崎・新八、完全新規キャラ伊庭・相馬・坂本の感想。ネタバレ有り


拍手[8回]







山南さんルートは予想通りの仄暗さだった。途中若干ホラーに足突っ込んでいたのには笑ったけれど
彼の性格・立場の関係か一番糖度は控えめ
血みどろスチルには流石にゾッとした。彼が血を啜るために人を殺していると千鶴が気付きかけているのが二人の関係の危うさを表していて好き
変若水を飲む事に否定的ではありつつも、山南さんを通して武士が剣を握れぬ事の辛さを理解した千鶴が彼を見守る選択をするのが良い
お先真っ暗感が物凄くてここから一体どう纏めるのか、心配も有りますがとても楽しみ

山崎は予想通り羅刹化。まぁそうしないとあのタイミングで死んでしまうからしゃーない…
思いの外オープンにいちゃついて…と言うか、仲睦まじいのが微笑ましい。そら島田さんも空気を読むわ
こうなってしまった以上、最後まで副長に着いて行ければ良いんだけどどうなる事か…

変若水を飲むか否かが一番気になっていた新八
結果として彼も飲んでしまった訳ですが、その流れは少し予想外だった
ただそうは言ってもあれだけ変若水に否定的だった新八が自ら口にする事は違和感が有ったと思うので、他者の手で…と言うのは良い落としどころだったと思う
恐らく今回も左之との離別が大きなポイントになってくるだろうなぁ…左之は安定の非羅刹ポジなので、やっぱりそこがキーになってきそう

伊庭のルートは一番ファンタジー入ってて正直たまげた
まず彼は子供の頃面識が有った枠。ただ千鶴の方はすっかり忘れてしまっています(ある意味当然だけど)
近所の優しいお兄ちゃんだった子供時代そのままに千鶴に接するので、安心感は有ります
ただ人を殺した事が無い、と言うのが彼のネックになってる。そことどう向き合うかが彼のルートのテーマになっていくんだと思う
と同時に、十鬼枠でもあった伊庭
終盤千姫が出てきて、八瀬の里に共に行きます。そこで彼女たちの立場をより深く知る事になるし、更に「鬼の腕」と言うファンタジーアイテムも出てくる
薄桜鬼と言うよりは緋色っぽい雰囲気ですが、だからこそ続きが気になって困る

千鶴の初の後輩にあたる相馬
野村と共に雪村先輩!とくっ付いてる姿は可愛らしくて和む。そして彼らに女だとばれる一連の流れは笑った
若くて熱血な所が有るけれど冷静に物を見る事が出来るキャラです
立場上千鶴より下のキャラは初めてなので、そう言う意味でもとても新鮮な萌えが有る
相馬は作中でも触れられますが、剣の腕は精々中の上です。雑魚相手ならどうという事は無いけれど、新選組幹部クラスと並ぶことは出来ない
彼は最終的に変若水を飲んでしまいますが、羅刹になっても風間相手だとどうにもならない
そう言う強いとは言えない自分とどう向き合うかが彼の話の肝になってくるのかなと
千鶴のお姉さんモードが見られる貴重なルートでもあるので、そう言う意味でも楽しみ

他ルートではほぼ出番が無いまま死んでいく坂本
立場的に面倒くさい部分が有るのでどう攻略するのかと思っていたけれど、彼は風間と同じ様なポジションでした
新撰組から離れ別の道を歩みながらも彼らを追いかける。恐らくそう言う流れになるんだと思う
坂本本人はのらりくらりとしつつも底知れなさのある男ですが、彼も結局羅刹になってしまう
ここで暗躍するのが薫ですが、彼は坂本ルートでも沖田に対して鬱憤を溜めている。ルート外でもほとんど言いがかり的に恨まれる沖田がちょっと不憫…
坂本が抱える問題と、千鶴の新撰組との関わりをどう纏めるのかがやっぱり肝だよなぁ


前編と言う事で現状では話が最終的にどう纏まるか分からないので、感想も少々書きにくいw
なにはともあれ続編の発売はなるべく早くにお願いします…
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