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乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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FDは完全に諦めていた本作
待ってる期間が長かった上、個人的にはコレジャナイ感有る展開が続いていた為若干時期を逸した感が拭えませんが何はともあれ発売して良かった


・システム
何よりもまずジャンプ機能でちゃんと未読で止まれるようになっていて感動した
本編では未読も飛ばしてしまう事が「仕様」でしたが、今回はちゃんとしていた。驚いた。でもこれが普通だ
通常スキップは最速にしても遅いのが気になりました
立ち絵の切り替えがちょっとスムーズじゃないので、そのせいでスキップも遅くなっていたのかな
スキップ中もある程度は目で追える早さでした
それ以外は基本本編のシステムと変わりません
今回もカード100枚集めが有って笑った。起動を繰り返す作業、懐かしい
後はボイスも相変わらず大量ですね。流石シチュCDも多く出しているブランドだけあって、その辺のバリエーションの豊富さは凄い
思わぬところでも萌えを得られて楽しかったです
トロフィーコンプはカード集め以外に手間のかかるものは無いので、簡単かと思います

・シナリオ
演劇編と、それぞれのアフター、そして各バッド4種の直後のアフターとクリスマスデートを含めたミニシナリオの全4種です
ボリューム的にはあまり多いとは言えませんが、FDだしこんなもんかな
演劇編は本編中の時間軸になるため、アクマ達とリツカの間にはまだ微妙な緊張感が有ります。甘いアフターの後に見たのでなかなかに新鮮でした
一応最後の選択肢で分岐は有りますが、基本は一本道。その分あっさりですが、全キャラに出番が有るので賑やかで楽しかったですね
アフターはそれぞれ一番平和なED後の話なので、多少不穏な展開は有りつつも基本は甘いお話です
新たな問題に巻き込まれる展開ですが、この問題の大きさには大分差が有りましたね
痴話喧嘩の延長線上レベルのも有れば、なかなかの大惨事になっているルートも有る。その辺のバランスにキャラの個性が出てる感じで面白い
各バッドのアフターが有る、と分かって真っ先に思った事は「シキどうすんだ」でした
色々大変な状況になってるEDが多かったのでそのアフターと言われても…?って感じでしたが、まぁ案の定ホラーかつ後味の悪いお話だった。あれはあれで好き
後はレムのヒトED2の、アニメと同じ様な離別エンドが好きだったので蛇足になったらどうしよう…と不安に思ってもいましたが、杞憂に終わって良かった
あくまであの再会は一夜の夢で、それ以降は会う事無く本当の再会までレムを待ち続ける…本編での空気感を崩さないアフターでほっとした
それなりに長い時間が経ってからようやく迎えに来れたと言うのがレムの台詞から分かるのも好き



ニーサンが他キャラルートで相変わらず邪魔してくるのには乾いた笑いが出ましたが、本編そのままと言う訳では無く、彼なりに譲歩や理解が出来ているというのが分かりやすかった分変なストレスを感じる事も無かった。ただ流石にそろそろ妹離れをしていただきたい
アズナはシキルートでのやり取りが良かったですね。シキの本編での所業を思えばアズナがああなるのも理解は出来るし、そこから相互理解を頑張ろうとしているのが見れたし、いい着地点でした

ウリエアフターで彼の精神の不安定さと、それが解消した結果どうなるか、と言う事がハッキリ描写されていて、そう言うのが見たかった身としては大変満足
今度こそ作品としての展開は終ってしまうでしょうが、FDとして望んでいた形で作品になってくれたのでスッキリと見送れそうです

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