とうらぶ切っ掛けで艦これにも手を出し、折角DMMに登録してるんだしと女性向けをされてるものには一通り手を出してきましたが、久々に嵌った「文豪とアルケミスト」
序盤は色々なバランスがハードでなかなかに大変でしたが、思いの外早く対応してくれたおかげでひと月近く経った今も楽しんでいます



錬金術師の最終目標とされる事が多い賢者の石が普通にお店で売っている世界観で、錬成した肉体に名高い文豪の魂を植え付けるという作業を易々とこなす主人公の主な仕事が「おにぎりを作りまくる」なアンバランスさが面白い。錬金術的なアレコレでもクリアできない食事問題ヤバイ

艦これやとうらぶの様にキャラを使役している感覚は薄いです。主の様な存在として扱う事はあまりせず、あくまで協力者と言うスタンスのキャラが多いです。所謂お慕い勢はいない
ただそうは言っても「そう言う目で見たら」甘い台詞を言ってくれるキャラもいるので、萌えもちゃんと補給できるのが有り難い
そう言う意味で私の中では小林多喜二が飛び抜けている。通常台詞の信用に関するものと、戦闘開始時のボイスはズルい
あとは萩原朔太郎、島﨑藤村、永井荷風あたりがそっち方面の萌えをくれて大変有り難い
そう言う部分に限らず、全体的にキャラ造形が上手い印象です
尊大だったり妙に卑屈だったりするキャラも、食事や補修台詞で可愛さをアピールするのでただのウザい奴にはなっていない。このバランスのお陰でキャラの言動にイラッとする事が無いのは精神安定上とてもありがたい
特定のキャラ同士で指定のマップに行くと、特殊会話が発生するシステムも良い。実際の文豪のエピソードをくどくならない程度に入れているので、その手の事に詳しい人はより楽しいと思う

背景と音楽が凄く良いのもおすすめポイントのひとつ
背景はリアルの時間と連動して、窓の外の様子が変わります。没入感が有って良い
医務室の椅子とベッドに猫のぬいぐるみが置いてあるのも可愛い。誰が置いたものなのかとか、文豪は猫と一緒に寝るのか…とか考える余地を与えてくれる
音楽は非常に雰囲気に合ったものになっています
図書館でのテーマが凄く心地よくてBGMとしてずっと聞いていられるレベル

システム面はまだまだ難有り…ではありますが、サービス開始当初と比べたら随分改善しました
まず冒頭でも触れた米不足問題。ツイッターで米騒動だのなんだの言われてて笑った
艦これで言う所の燃料に当るものですが、一度の出撃で4人で60個のおにぎりを消費する。食いすぎだ
自然回復は2分に1個。どう考えてもすぐ枯渇する
ただサービス開始数日後には「1面の特定のマップに出撃すると60～80程拾える」という修正がなされたので事なきを得た。もしあのままだったら確実に途中で脱落していた
「配信開始前に気付いてくれ」というのが正直なところでは有るけど、それでも対応が早かったので私の中の運営への好感度が上がった
その後も墨不足改善の為に研究（＝任務）を追加したり、細かいバグ取りをやってくれたり逐一対応しているし、ニコ生での対応もちゃんとしていたので、少なくとも現時点ではこの運営を信頼している
ソフト買ったらそこで終わりのコンシュマと違い、永続的に課金する事になる（かもしれない）ソシャゲ（ブラゲ）での運営へのそう言う信頼って割と大事だと思うし、今後も応援したい
ただ課金できるポイントが現状ベッド増加しかないので如何ともしがたい…。栞がもう少し効果有るならキャラ追加された時に買うのも良いんだけど…最大値（400）と金栞でもコモン弾けないのはちょっと…買う気が起きない…

恐らく運営的にはのんびりプレイしてほしいんだろうな、と察することのできる設計になってます。ガンガン進めたい人には向かないゲーム
何かメインでやってる作品が有って、その合間に少しずつ進める前提の作りです
ただ週に1度限定アイテムを拾えるミニイベントが有るし、経験値倍キャンペーンも既にやってくれたし、目先の目標が定期的に与えられるのでモチベーションは維持しやすい環境です
今のところ一番大きな不満はチュートリアルで出てきた館長と猫がそれっきり姿を見せない事
二人とも良いキャラだったのに…どこ行ったの……

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