乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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【夜伽HoLiC 第五奏 ミツル (シナリオ:株式会社PolkaDot 出演:花江夏樹)】
主人公を寝かせてあげるのがお役目…と言いつつ自分から率先して寝ていて笑った。お役目はほぼ放置でしたが、柔らかな声のトーンと喋り方のお陰で聞いていて普通に眠くなったので結果的にセーフ
ネタバレを見て事前に把握していましたが、この作品はトラック2~6⇒トラック1と言う時系列になってます。トラック1で僕たちの出会いはこんなだったよねと言っているので、回想してる体ですね。なので普通にトラック1から聞くと前触れもなく甘い状態から始めるので驚くかもしれない。ちゃんと時系列通りに聞きたい場合はトラック2からスタートするのがお勧めです
正直、物語性は大分薄いです。トラック毎の話の繋がりはあまり無く、シーンを切り取っただけといった感じ。萌えるシチュエーションを詰め込んだ形なのである意味では正しい「シチュエーションCD」なのかもしれませんが、物語や過程を求めると物足りないと思います
柔らかい雰囲気ですが何気に我が強く、相手を逃がさない甘え方をしてるのがズルくて可愛かったです。恐らくはそれも天然の産物なのが良い。嫉妬心を素直に表に出せるのも同時に萌えました。嫉妬とは言え可愛らしいレベルのものだし、そう言う事を表に出す事でまた改めて主人公に甘えているのが、天然の狡さを感じて良かった
大事そうにしてる割にはぬいぐるみのうさたんの扱いが微妙に雑なのには笑いましたが、彼の中で主人公の重要度が大きくなった分うさたん依存が軽くなった…という事らしいので、それはそれで萌える
※18歳以上推奨作品
【Love Tranquilizer ~キミだけが知っている~ Pt.5 都竹尚之 (シナリオ:真野ゆかり 出演:髭内悪太)】
同シリーズ3作目と同様お互いの精神安定剤として関係を持ち始めますが、宝梅さんの時とは違い都竹さんはしっかりと了承を取った上での事だったので、こじれ度は控えめでした
最初はあくまで店のマスターと客、という線引きをしていますが、ただそうは言っても主人公的には口説かれてる感が強いでしょうし、その結果彼に対して「ちょっと悪い男」のイメージを抱いているのが面白かったです。後々のすれ違いにそのイメージが影響してるのも良い
都竹さんの方は客なんだから、女性なんだから、と割と初期から強調しているのが、逆に意識してしまっている様子が分かりやすくて可愛らしい。当人がそれを自覚するのに少し時間がかかるのもまたいい。恋愛へのセンサーが鈍い、という設定への説得力も有るし
精神的にしんどいという訳ではないけれど、ワーカホリックなお陰で異性との関わりがご無沙汰でひと肌恋しいので、恋愛過程をすっ飛ばしてそう言う相手を得られるのは良いのでは…?という所から始まります。致した後にルールを決めるシーンが今回も有りましたが、あのやり取りの冷静だけどちょっとぎこちない所が好き
その決めたルールのお陰で身動きが取れなくなって彼を避ける主人公と、それに気付きつつもなかなか自分からは動けない都竹さん。大人、かつ恋愛下手が故の停滞感が良かったです
ようやく腹を括った主人公が店に行き、そこできちんとお互いの認識を確認した時の都竹さんのツッコミ笑った。主人公が自分を悪い男として見てる事にちょっと動揺してたけど、主人公視点だとそれも仕方がないので許してあげて欲しい。そして脛をぶつけまくりで更に笑った
お互いの気持ちを確認し合った後のストッパーが外れた感じも良かった。枷が外れて、気を使う事無くキスマーク付けているのが色々ダダ漏れで良い
当人たちはちゃんと隠してるつもりでも周囲に関係がすっかりバレてるというのも可愛らしい。でもそこでからかわれても派手に狼狽える事は無かったのが、大人としての余裕や落ち着きを感じて好き
※18歳以上推奨作品
【その恋のはじまり方 vol.1 茜旺汰 (シナリオ:七瀬みお 出演:まつたけ弥太郎)】
恋人と喧嘩して落ち込む主人公を慰める良い子の後輩…からの本質を見せるまでの流れが良かった。ここぞというタイミングなのもそうだけど、逆に今を逃すといつまでもチャンスは来ないと思ったからこその行動だったんだろうなぁ
正直、あまり性格はよろしくありません。強かでズルい子。でも自分の行動で関係が壊れる事に怯えてもいるし、主人公への好意はきちんとしていたので調度良いバランスでした。主人公が大分優柔不断なので彼がこう言うタイプじゃなかったら上手くいかなかったでしょうし
「あの人(元彼)は良い人だけどあなたには誠実じゃなかった」と言いながら強引に事に及ぶのも良かった。そうやってちょっとずつ主人公の精神を揺さぶっている自分の言動だって誠実とは言えないと、彼は認識出来てそうだし、その事に自分も傷付いていそう
最初に関係を持った時、自分の方を見ない主人公に対してあの人の事を考えてるの?駄目だよと言いながら鏡に映して現状を認識させる一連の流れが、彼の溜めこんでた嫉妬心や独占欲を感じて好き。主人公を好きになって、元彼と過ごす姿を1年間ちゃんと「良い子の後輩」として傍で見られたのは割とメンタルが強い
ウソの留学話はちょっと酷いなと思わなくもありませんが、この段階でも主人公の方はきちんと自分の感情を認めていないので、お相子と言った印象に。ただ主人公がちゃんと認めたら、その時はそう言う揺さぶりもやめてあげて頂きたい
【終極のDOLLS 第2巻 紅玉のリチャード (シナリオ:PolkaDot/七瀬みお 出演:近藤隆)】
結論から先に言うと、バッド落ちの締めだった
リチャードは人間の愛なんて信じない!と言いながらも、主人公が心身ともにダメージを負えばそれをちゃんと気にするし、原因が自分なら狼狽える。大事に扱われて絆されていく様も分かりやすくて良かったです
出会ったばかりの頃に「女はこういうのが好きなんだろ?」というただの情報を元に行動し、結果空振りに終って不思議そうにしているのが、彼が人間の感情に疎い人形だと明確に示していて好き。そして彼のそう言う所が、ラストシーンにもきちんと関わってる構成が良い
主人公も彼に対して一生懸命情を伝えようとしていますが、あまり言葉で伝えるのが上手くないのかなかなか難航します。主人公のこういう要素もラストの展開に関わってくるのがズルい
俺はこいつを魅了しなきゃいけないんだ、と言いながらもお風呂に入る時の態度は尊大で笑った。国宝級の美しさ、という設定らしい言動で可愛らしい
最後、思いが通じ合いキスをした瞬間、主人公は人形になってしまう。その時の無機質なSEにゾッとしたし、その後のリチャードの変質も中の人の演技が見事だった
人形になった主人公を貰い受けた所ではまだギリギリ踏ん張っていた精神が、彼女を大事に思うあまりクローゼットに仕舞いこんだ事で「かつての自分の持ち主も同じ様に自分を愛していた」と気付いて崩壊してしまうのが痛々しい。悲痛な高笑いで終るので、後味が良いとは言えませんがなかなか良いお話でした。中の人のこういう方向の演技が好きな人には特にお勧めかも
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プロフィール
HN:
木下あんこ
性別:
女性
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