士業エドテンセイ.com 隠れ蓑 死神彼氏 Re:BIRTHDAY SONG 感想 忍者ブログ
乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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ほっこり切ない良い作品


・難易度
比較的簡単かな…と思いますが、転生・死神エンドに関わる選択肢はひとつでも間違えてしまうとバッドに行ってしまうので、微妙に分かりにくい一部キャラはちょっと注意が必要
転生エンドは攻略対象寄りの選択肢を、死神エンドはちょっと距離を置いた選択肢を選ぶと行けます
プレイ時間は同ブランドのあやかしごはんよりはちょっと長いかなと言う程度
こちらの方が共通部分が短いので、その分多少時間はかかる
それでも比較的あっさりと進められるかな
ただナミは他4人攻略した後じゃないとルート開放されないので、彼目当ての人はご注意を

・システム
こちらもあやかしごはんとそう変わりません
次の選択肢へのスキップ機能が無いのがちょっと残念かなと言う程度
一度ED見ると攻略対象視点が追加されるのは嬉しい
デフォ呼びが無いのは大分残念ポイント
主人公のココロは個性も設定もしっかり有るし、そのデフォ名にそれなりの意味が有るのでちゃんと呼んでほしかったな
あとOPEDが本編の雰囲気と合ってない。特にED。しんみりした気分でいたいのにズコーとなる感じ。曲そのものは良いと思うんですけど…

・シナリオ
青春的な明るいわいわい感としんみりとする切なさが合わさった感じ。この辺もあやかしごはんと近いかな
途中まで明るさの度合いの方が強いので、その分終盤での切なさがグッときます
何故死んでしまったのか、何が未練で冥府に辿り着いてしまったのか、それを受け入れてどう解決していくかが丁寧でした
制限のかかっているナミルートが真相ルート
その真相にちょっと気付いて、他のキャラより踏み込んでる描写がアメルートではあるので、その辺気にする方はアメルートを後回しにした方が良いかも



以下ネタバレ






拍手[2回]








限定版冊子でガッツリネタバレ有ったけど、まさか攻略キャラ全員と生前の関わりが有るとは思わなんだ
ヨルとカイリだけかなぁとか呑気に思っていたから、あの年表にはびっくりした
なかなか大胆な設定だけど、そうなった理由には割と納得できて良かった
生前のアレコレや、いつココロが自分の想っている相手と気付いたのか、そして気付いた上でどう振る舞っていたのか…て言うのが2週目以降より見えてくるのが楽しい
取り敢えずヨルの不憫度がぶっちぎってる
一番生前の記憶が強いからもう…他ルートでもそれは変わらないからお前ってやつは……

最萌えは予想通りアメ
萌えのど真ん中過ぎてお手上げ
彼のルートでリッカとの関わりが分かったのには驚いた。割と放置されて終わったけど、アバソンで明かされるんだろうなぁ……販促が上手い事w
アメの抱えている問題は事前情報で予想した通り、所謂サトリの能力
生前どう過ごしていたかも相まって、そりゃあ人をなるべく避けて生きていくわ…
ステラ特典のアペンドディスクストーリーで「(色々分かりやすい)ココロの気持ちを自分が知ってばかりいるのはアンフェアだ」と考えて、自分の今の心境を素直に言葉にしていて萌えでモダモダした
本編で素直なデレが多かったのはそう言う理由か…!
一切感情を読めないナミに不信感を抱いて、彼からココロを守ろうとしてたのにも堪らなく萌えを感じる
深夜のあのシーン素晴らしい
魂がおじいちゃんなので微妙に言動が爺臭い
本人も自覚してるっぽいけど、流石にシュンにストレートに「ジジムサイ」と言われたのはショックだったみたいで笑った

シュンは昭和の時代の生まれって事で、普段の言動にもちょっと納得したw
彼の母親との関係は何と言うか妙なリアル感漂っててぐったりときた
特別死神になりたい訳では無いシュンの意思をどう着地させるのか気になってたけど、結構納得のいくエンドで良かった
他の3人とは違って、ココロ同様死神がどういう存在かよく分かっていない立場の彼は一緒に成長していく感が強くて良い
でもユユに「母性に飢えてる」言われてるのには笑ってしまった。その通りだから容赦ないな!

ヨルとカイリは平成の生まれで、一番最近のココロの魂と繋がりが有る
でも二人に面識は無い。ずっと幼馴染として生前のココロと過ごしていたヨルと、一度の夏を一緒に過ごしただけのカイリ
立場の違いから来る微妙な言動や対応の差が切ない
ヨルはすぐにココロが彼女だと気付いているので、最初期から不憫度がマッハ
可哀そうに……オカン扱いもされるし……
彼はバッドがちょっとエグイ。と言うかナミの態度がエグイ。ホラー染みてた
カイリは一番生前背負っている物が暗くてoh……ってなってしまう
ただ明るいだけの子じゃないんだなぁ……確かに、明るく騒いでいる時から冷静に周囲を見て、冷静に判断を下していた。なんてこった
父親との折り合いの付け方は無理のない展開で結構気に入っている
そしてこっちもバッドがちょっとハード。と言うか、この状況を一体ナミはどんな顔して見てるんだ…と想像してしまう。怖い

で、その真相担当のナミ
彼も彼で可哀そうな身の上。中の人がインタビューで言っていたけど、ほんと一途ですね。じゃなきゃ100年近く引き摺らない…
彼ルートでは他では敢えてスルーしてきたと思われる「あなたが好きなのは今の私じゃなくて前世の私でしょ」ネタがガッツリぶち込まれます
これ以上ない程の勢いでぶつけられた。端的に言うと、ナミが壊れた
個別中盤以降、もうずっと「アカン…これはアカン……」って見てた。一体どう解決するんだと思ったら仲間たち登場でテンションアップいえーい
彼らが真っ直ぐ仲間を思ってると分かる言動でちょっと泣きそうになった
精神的に限界が来てしまったその理由を、ナミ本人が「ずっと死んだ恋人を思い続けていたから、その自分がココロに惹かれていると認める事が出来なかった」と苦しげに懺悔していたのは良い。そう言った上で、彼なりにしっかりけじめをつけてから各EDに辿り着いてるので、微妙にもにょったりする事もなかった
偉いぞ先生
ただ転生エンドのココロの魂の状況は気になる
ナミを追ってすぐ転生したのか、もうずっと未来の話なのか………もう一言くらい説明が欲しかったかな


ほっこりしんみり出来る良作
アバソン迷ってた心が決まりました。買います



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