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スクール・ウォーズ(通常版)スクール・ウォーズ(通常版)
(2012/11/29)
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あんまりに面白いもんだからFDもポチッたよ!


まずシステムですけど、とっても快適だった
とにかく次の選択肢へのジャンプが便利。ボタンふたつ押しを要求されるから、そこは少し工夫が必要になってくるけど
巻き戻し機能も有るし、その他諸々の機能は全て揃ってる感じ
ただひとつ難点なのが、好感度パラの確認画面がよく分からない事
一応説明書に見方が書いてあるけど、正直どういう状況かよく分からん。攻略情報見つつのプレイだったからまだ良いけど、何も情報が無いままプレイしててあの画面しか頼るものが無かったらと思うとちょっと困る


CERO:Dの要因のひとつと思われる暴力描写ですが、これは大した事無かった
作品の設定上ケンカ沙汰は頻繁に出てくるし、当然スチルも有るけど流血スチルはほぼ無かったですね。精々かすり傷程度なので、血を見るのが苦手な人も問題無くプレイできるかと
もうひとつの要因であろう性的な描写ですが、これは大層濃かった。びびる
この手のシーンが濃かったのは岬・黒部ルートですね
それ以外のルートは「前戯、又は事後を匂わす程度」なのでそう構える必要は無いと思います。吐息過多ではありますが
ただ上記ふたりのルートはもう完全に「本番やっちまってる」と言ってもおかしく無い描写なので、心の準備無しに出くわすと心底びっくりすると思う。私はビビった。そこまで描くんか!!?!?と
また、「フロントホックをさらっと外せた」だの初夜の体位が何だったかだの無駄な説明まで挿入されます。それ必要だった?


私的に主人公の一条さんがヒットでした。凄く良いキャラしてる
基本的に真面目で責任感が有り、頭の回転も早く、後輩の面倒も見て、社交性もしっかり持ってる。生来の世話焼きスキルをフル活用して攻略対象以外も無自覚に落としていく
危険な場面や面倒な場に自ら踏み込んで行った結果厄介な仕事を抱える事も多い
物語冒頭、合併直後で一触即発状態の男子生徒の間に立って場を沈めた彼女は大層かっこよかった。その後、風紀委員が生徒同士の喧嘩の仲裁をしなければなくなった時、委員たちに「危険な仕事になるから、委員を抜けても構わないし、私はそれを咎めない。でも抜けたくても抜けられない事情が有る人がいるのも分かってる。だからせめて自分の身は守って」と言いつつ武器を支給する彼女はそれはそれはかっこよかった。そりゃ後輩も慕うわ
立場や見た目、財力があって黙ってても女性が寄ってくるからちょっと人間不信気味(意訳)とぼやいた岬に対して「財力もその人の魅力のひとつでしょ?美人な女性に惹かれるのと同じよ」と言ってのける。そりゃ惚れるわ
こう言ってしまうと彼女が完璧人間みたいに見えてしまうけど、実際はそんな事無く、ずぼらだし金にがめついし妙に所帯じみてるしとても鈍感です。単独で突っ込んで行って後から周りに怒られたりする。あと料理の腕が死んでる為、攻略キャラに餌付けされたりしている
そして何より貞操観念がザル極まりない
恋愛経験が乏しい割に性的な事に対して全然臆さないです。基本的には受動的だけど、ルートやシーンによってはかかってこいや!!!張りの勢いで相対したりしている
しかも結構場所を選ばずいちゃこらしだす。当然学校でも色々するため、風紀委員長としてそれで大丈夫なのかとちょっと心配してしまう


攻略キャラも作品の設定からは想像できないほどみんな良い奴らだった
ヒャッハーしたり捻くれたりしてる部分も当然あるけど、みんな根本的に良い奴です。毒気なんて無いよ!!
金にがめつかったり、料理スキルが死んでる一条さんの面倒も見てくれる。良い子達だよ
ちなみにこの作品、あまりキャラクターのファーストネームが出てきません
一条さんもまわりから「一条さん」と呼ばれている。例外は母親のみ
仲のいい同級生もみんな彼女を「一条さん」と呼ぶので、私もずっとそう呼んでいた。攻略キャラが終盤やっと「栞」と呼ぶけど、そこで「そう言えばそんな名前だったな……」と思うレベルで一条さん固定でした
逆に、一条さんも周りのキャラを「苗字(+君)」で呼ぶ。委員の後輩女子は名前呼び捨てでしたが、それ以外はみんな苗字呼びで、攻略キャラでも相手にそう求められないと名前呼びに移行しません
都丸ルートに至っては最初から最後までずーっと「一条さん」「都丸」呼びのままだった。お陰でフルコンプした今もキャラの名前をちゃんと覚えられていません


長くなってきたので以下に収納します

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・比佐将文
公式にも有る通り二重人格……と言う程ハードなものではないですね。アイドル時は猫かぶってるよって言う程度です
本来の彼はジャイアン気質なさみしがり屋さんです
彼は序盤、一条さんを押し倒した上で写真を撮り、「バラされたくなかったら言う事を聞け」と脅迫してきます。ここだけ見ると酷い奴ですが、風邪を引いた時に一条さんの献身的な看病を受けた結果コロッと落ちます。チョロい
それ以降はなんだかんだ文句を言いつつも一条さんにくっ付き、放火の真犯人を一緒に特定していきます。ラスト、犯人確保に一芝居打った時の彼は大層楽しそうだった
彼のルートではマネージャーである柊さんが度々出てきますが、彼が無駄に良いキャラで。比佐の事を本気で心配してくれる良い父親役でもあり、ドジっ子でもある。良い人臭が半端無い彼にはジャイアン比佐も心を許している為、彼らのやり取りはちょっとほっこりします


・黒部大悟
ワンコその1
合併相手の学校の実質的ボス…ですが、別に威張り散らしている訳では無く、彼の物理的強さとその性格に惹かれて自然と周りに人が集まってきた…そう言うタイプです。揉め事の絶えない自校生徒を抑える事もしています。実際、他ルートでも総じて一条さんに協力してくれます。良い奴
女嫌いで通っていますが、要は食わず嫌いして苦手に思っているだけ、です。女や小動物はすぐ壊れそうで怖い。とか言っちゃう
協力関係を取り付け、そこからボディガード的関係に変化していきます。一条さんを守るために傍にベッタリです。犬だ
過保護発言も珍しくないせいで、とうとう一条さん本人に「あなた私のお父さんなの?」と言われてぐぬぬ…てなる黒部は少し面白かった
彼に対しては一条さん、めっちゃグイグイいきます。好きと自覚するのも早いし、物凄い攻めの姿勢を見せます。黒部が折角理性で頑張ってもお構い無しです。その結果、CERO:Dも納得の展開になってしまいます。黒部は悪くない
一条さんが怒ったり拗ねたりした時にしょんぼり顔で見つめてくる黒部はとても可愛かった。犬だ


・都丸京平
開始早々「情報提供のお代はキスで♡」とか言う割には全然エロさの無いルートだった。一番純情なルートでした。意外過ぎる
情報収集に長けてるという設定通りだったのは良いけど、彼のこの能力の高さなら放火の真犯人なんて一条さんが動き回らなくても速攻分かったんじゃないのかと思わずにはいられないのが若干引っかかりますが、彼自身はとても良い萌えをくれました
上記の通りなので序盤からキススチルの連打です。しかもガッツリいってる。その割にそれ以上の事はせず、一条さんの意思と微妙な距離感を測りながら接しています。とても平和的なデートをするし、放火の調査もちゃんと協力する。彼はプロローグ時点で一条さんに絡んでくるので、もしかしたらデフォ惚れ枠なのかもしれない。名言はされませんでしたが
氏家に嫉妬して、それを一条さんに指摘されて狼狽えるのには萌えさせて頂いた
情報戦には長けていても物理的には弱いのが可愛かった。あとちょっと気が弱いのも良い
でも生徒会長に自分がどれだけ一条さんを好きかをうっかり話してしまった音声データを一条さん本人の手で聴かせられるって言うのはちょっと可哀そうでもありました。萌えたけれども!流石に恥ずかしいね!!


・氏家樹
ワンコその2
彼は冒頭一条さんを襲ってくる。物理的に
どうにか制する事が出来た一条さんを気に入ったらしく、それ以降執拗に狙われる。もちろん物理的に
痺れを切らした一条さんに再度制されて、好戦的なストーカー行為は終了。その後、モブ生徒によって奪われたロケットペンダントが一条さんの活躍で彼の手に戻った事で、氏家の心の壁は崩壊
文化祭で更に距離が近付いて以降、黒部とは違うタイプのボディガードになった彼。序盤のヒャッハー具合からは想像しにくいけど、結構常識的で知識も豊富。そして料理スキルが高い。しっかり一条さんの世話をしている。年下なのにね……
拗ねて黙る一条さんに対して「ちゃんと言わなきゃ分からない」としょんぼり顔で言いながらほっぺ撫でる姿はそれはそれは可愛らしかった。このゲーム、男のしょんぼり顔が可愛いシーンが多いんです
放火事件諸々が解決した後、一条さんに「クリスマスプレゼント何が良い?」と聞かれ「来年の…約束……」と小さい声で返す彼が可愛すぎてもんどりを打った


・塚本久光
ワンコその3
一条さんをちゃんと先輩扱いしてくれる唯一の後輩
一条さんの後を着いて行き、彼女のサポートをする。忠犬だ
彼は一条さんに憧れて風紀委員に入った、と言うけど、そこに裏は一切無かった。実はこんな思惑が…なんてものは無い。彼も良い人なんです
ただその憧れが行き過ぎている感はある。最早崇拝の域。一条さんを完璧超人とでも思っていそうな口ぶり
一条さんの駄目な部分が見えても彼のその崇拝っぷりは変わらないので、これはヤバイのではないかと少し心配したけど、それに関するすったもんだは特に無く普通に終った。恋愛関係に発展した事で少し心に余裕が出来た…と言うよりは、なんとなくテンション上がったのが功を奏したように見えた


・岬深也
お金持ち、イケメン、そして良い人。非の打ちどころが無いぞ……!?
色々あってデートをする事になった時、一条さんが出した「金持ち的な事は一切無し」と言う条件もしっかりクリアして、庶民的なデートを実行できる。凄い。凄いぞこのイケメン…!
立場的に、そして過去の経験的に「ちょっと人間不信気味」な彼ですが、群がってくる女性たちを見下すような言動もしない。良い人具合が半端無いけど、当然裏や毒気はなく、本当に良い人のまま終わった
ただ一条さんに関する事になるとちょっと周りが見えなくなるのがたまに傷……でしょうか。彼女を襲撃した(しかし速攻返り討ちにされた)モブ男子3人を退学にしたのには少しビビった
しっかり思いを告げる前に事に及んでしまったせいで一条さんと精神的にすれ違って切羽詰って焦る彼には萌えたけど、巻き込まれる形になった後輩二人は心底ビビっただろうな…



一条さんが何故あの高校に入る事になったのか、叔父さんとやらは何者だったのか。と言う謎が完全放置されたのには驚きましたが、とても楽しめました
緩いテンションで、あまり深い事は考えずに、萌えとちょっとしたエロを頂きたい時には最適な作品かなと思います
長さもちょうど良い感じだし
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