乙女ゲーやシチュCDの感想諸々
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※18歳以上推奨作品
【抱かれてから始まる恋 青葉編 (シナリオ:岩城もこ 出演:河村眞人)】
あらすじを読むと強引そうなキャラに見えるし、本編の台詞もそれだけを見たらちょっと高圧的にも思えるけど、柔らかな声のトーンと距離感のお陰で良い感じに中和されてます
マイペースで落ち着いていて、パッと見感情が分かりにくそう。フリートークで中の人が「掴みどころのないキャラ」と言っていたけど、本当にそんな感じ。過去の彼女に「私に興味無いでしょ」と怒られたというエピソードもある意味納得だった。今作は彼視点のモノローグが有って、そこで主人公の事を好意的に見ているとちゃんと分かるから良いけど、もしこのシーンが無かったら「この人ちゃんと主人公の事好きなのかな…?」と疑っていたかもしれない
やっちまった時「相手は自分の事好きなんだし、自分も嫌いじゃないからこうなった以上大切にしよう」って真面目に考えてたけど、朝起きて再確認したら別に好きでもなかったと分かった時のあっさりした態度が良かった。主人公も割と落ち着いていたし、本当にお互い意識してなかったというのが分かりやすい
会話パートが中心なので、お互いの距離が近付いて行ってる様が分かりやすくて良かった。色々有ってデートした帰り、彼女を車で送った時に(振り返るかな)って期待したり、手を振る彼女を見てテンション上がっちゃってるのが可愛らしい
お付き合いする形にはならないまま話は終わりますが、双方気持ちが歩み寄ってるのはハッキリ分かるし、青葉さんは主人公の酒癖の悪さを気にして自分以外の前では飲まないでほしいとも思ってる。今後より関係が深まっていくんだろうなと素直に思える話の流れでした
あと飼い猫のカカオちゃんに話しかける時の声のトーンがいつもと大分違う甘さと優しさでたまりません。カカオちゃんとのお話シーンをもっと聞いていたい。凄く和む
【恋色始標 FILM.3 仁科遥人 (シナリオ:狐塚冬里 出演:古川慎)】
開始早々主人公から腹パンを食らっていて何事かと思いましたが、その理由が「突然キスしたから」だったのでこいつめ…!て感じだった
けれどただチャラくて女の子と適当に付き合っているという訳ではなく、彼なりにちゃんと考えて、主人公の事を思って動いているのが分かりやすくて良かったです。双方の性格に大きな差があるが故の価値観の違いによるすれ違いと、それを受け入れて歩み寄っていく過程が丁寧でした
主人公は膝下丈スカートの真面目な図書委員で、モデルをやっていて授業をさぼる事も珍しくない遥人とは対照的な子です。一見チャラい彼に警戒心を抱きつつもガチガチに拒否するという訳ではなく、彼の人懐っこさに絆されていく様子が可愛らしかった。「お詫び」として渡された飴は遠慮するけれど、「お礼」として渡し直されたら受け取るやり取りに主人公の性格が表れてて好き
遥人の方は最初は気まぐれだっただろうけど、モデルとしての姿を見た主人公に綺麗と言われて浮足立った自分に気付いて、そこから意識が変わっていくのが良かったです。綺麗とかカッコいいとか好きとか言われ慣れてるから普段はなんて事無く受け止めるのに、主人公に対してはそれが出来なかった。浮足立った気持ちのままついうっかりキスをしてしまい腹パンを食らうという冒頭の流れ…。主人公にとっても衝撃だっただろうけど、ハッキリ拒否された上逃げられたもんだから彼も彼でショックを受けます。若干自業自得感もあるけどそれも含めて価値観の相違だよなぁ…。キスなんて大した事じゃないって思ってるんだから
公式のテーマが『涙恋』だったので、てっきり主人公が泣いたのを見て何か意識の変化が生まれる、というチャラ男系キャラお約束の流れかなと思ってたけど違いました、逆だった
不意打ちキスに関しては謝って友達として関係を再スタートしたけれど、でも「もう自分は主人公にとって友達にしかなれない」と認識した瞬間うっかり泣いてしまうのが、メンタルの脆さと寂しがりの気質が表れているし、本人が思っていた以上にこの時点で既に主人公への好意が大きくなっていたと分かって好き。その後改めて告白したけど、激しく動揺する主人公を見て冗談だったって事にしたのも、傷付けたくないし傷付きたくもない気持ちが表れてる
それ以降距離を置いた彼に対してしっかり踏み込んでいって告白した主人公も偉い。物凄い勇気が要っただろうに。その勇気も主人公の気持ちもちゃんと受け入れて前に進んでくれたので、本当に良かったです
エピローグでは甘えた気質が前面に押し出されてて笑った。可愛い。過程の描写も丁寧だし良いお話でした
※18歳以上推奨作品
【お付き合いのカタチ 八木原圭 (シナリオ:めいみ 出演:天野晴)】
1作目同様告白から関係を結ぶ流れとその後のやり取りを丁寧に描いていますが、今回は双方大人で経験もあるため随分とスムーズに事が進みました
公式で「和風ロールキャベツ系」と称されていますが、大分薄いキャベツだった。物腰柔らかで優しいし、終始丁寧な口調だけどなかなかに肉食系だった
主人公が告白し、でも先生と生徒だから…とやんわりと断る所から始まります。先生とは言えカルチャースクールだし、そんなに気にしなくても…と思ってしまったけれど、そう言う線引きはしっかりしたいという彼の自制心がよく見えるやり取りだった
スクールが終わり3ヵ月後に再会、告白してお付き合いがスタートしますが、その瞬間から彼の自制心の枷が壊れてて笑った。好意がダダ漏れすぎる。可愛いとかきれいとかそう言う見た目に関することも、好きと言う気持ちも、どんどん口に出していく。このあたりからもうキャベツの存在感が危うくなる
初めてのデートで主人公からちょっと濃いめのキスをされ、完全に自制心が消えた彼の攻めっぷりが凄かった。家に着いてからは完全に彼のペース。Sさは感じなかったけど、優しく攻め立てるシーンが多かった。主人公に自分の指を咥え舐めさせながら、その動きが止まったら「もっと頑張りましょう?」と優しく諭す。物腰柔らかで主人公をちゃんと気遣ってるけど、でもちょっとでも逃げようとしたらすぐ捕まえる。いろんな意味で非常に濃かった。キャベツはどこかに消え去った
あとは一緒にお風呂入りたいからって物腰柔らかにお願いして、ちょっと渋られたらしょんぼりして見せて懐柔する流れが上手過ぎて笑った。高圧的な感じは一切無いまま主人公を上手に誘導してる。そしてお風呂に入れたらすぐスイッチも入って主人公を捕まえる。凄い
ステラ特典では主人公に軽く攻められ狼狽えつつも主導権は渡していなかったし、何をしても彼には勝てない気がする
何度も言いますがとにかく物腰柔らかで優しい人です。その上で命令も強制もせずに、主人公に有無を言わせず受け入れてもらうし攻めの姿勢を見せまくる。なかなかに美味しいロールキャベツでした
※18歳以上推奨作品
【わたしの獣 新庄千郷編 (シナリオ:小塚七実 出演:土門熱)】
2枚組で計80分オーバーなのでその分描写も丁寧だし、話もきちんと進んでいくので冗長さも感じず良いバランスでした
公式で設定を確認した時「この主人公、それなりの広さの庭が有る家に一人で住んでいるのか…どういう環境なんだ…」と疑問に思いましたが、やはり彼もそう言う部分を気にし、見事な勘違いをしていたのには笑った。この住居環境で親しげな既婚男性が訪ねてきたらあんな早とちりもしゃーない
お互いの距離が徐々に近付いていってるのが分かるのが良いし、一度距離を取ろうとした彼の考えも理解が出来るし、全体で見ても自然な流れでした
彼は公式の説明通りのキャラですね。朴訥としていて、ちょっと言葉足らず。ガタイも良いので威圧感も有りそうだけど基本的には優しい。主人公が作ったご飯に素直に喜ぶ様子も可愛らしい
途中まで獣要素は控えめかな?と思っていましたが、一線を越えてからはその様子が分かりやすく描写されてます。独占欲が強かったり、マーキングみたいだと言ったり、噛み癖が有ったり。暴力的な要素は一切ありませんが、きちんと獣してました
主人公の方は思ってた以上に積極的で大胆な女性でした。最初に彼にお昼をごちそうしたり、距離を取ろうとした彼を引きとめたり、関係を持った後再度誘っていたり。これらを天然でやってるのではなく、彼女なりに考えて、「お誘い」として敢えてやってるのが何だか妙に可愛らしかったです。彼も彼でそんな主人公に気持ちを揺さぶられるのが満更でもないと言っているし、お似合いのカップルですね
主人公が元はお客さんだった為基本丁寧な口調で接してますが、二人称は「アンタ」なのが良い。そして関係を持った後もここがブレなかったのが良かったです。大分がっついてるのに口調は丁寧で、でも呼び名だけは砕けてる。良いギャップ萌えでした
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プロフィール
HN:
木下あんこ
性別:
女性
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